
天神社
天神社概要
君津市久留里大和田「天神社」は、久留里駅と富津市湊を結ぶ「久留里鹿野山湊線(千葉県道93号)」沿いに鎮座する神社です。
今日は久留里周辺を散策して館山に帰る途中に、以前から気になっていたこの神社に立ち寄ってみました。
境内は久留里線「久留里駅」から約400m。久留里鹿野山湊線の脇に鳥居が建っています。ここはちょうど久留里大和田と向郷の境目にあり正確な番地は不明です。
駐車場はありません。車は参道入口にやっと1台停められます。
境内を撮影し終え、家に帰ってから、この神社について調べてみました。昔の君津郡の神社については「千葉縣君津郡誌(下巻)」が圧倒的に詳しく重宝しています。しかし、当神社については何回読み直しても見つけることができませんでした。
もしかしたら「千葉県神社名鑑」に載っている可能性がありますが、手元にないのですべて調査中としておきます。
「千葉県神社名鑑」は、7年以上前から古本を探していて、今だ見つけられません。県立図書館に行かないとダメかも知れません。
神社名からして祭神は学問の神「菅原道真」か? また、山の中にある神社なので、山の神である「大山祇命」であるかも知れません。
【旧社格】無格社
【祭神】調査中
【祭礼】久留里の夏の祭礼(7月下旬)
【ご朱印】なし
【由緒・沿革】調査中
境内案内
久留里鹿野山湊線脇に鳥居が建ち、ここが参道入口。鳥居から先の参道は上り坂となっていて、突き当たりが拝殿です。
鳥居
木製の鳥居で年代は見当たりません。額束(がくづか)に「天神社」とあるのでこの神社の名称が分かりました。笠木、島木、柱はすべて円形となっていて神明鳥居の一種ですが、額束があるので厳密には違うかも知れません。
記憶を辿ってみると、君津市上の春日神社と同じ形状です。
色々調べた結果、サイトにより違いがあり正確な形状は不明。これは、鳥居の専門書を何冊か購入する必要があります。

向郷土地改良記念碑

参道
拝殿までの距離は50mもないのですがとても長く感じます。周囲はクヌギなどの大木が茂り。右下は深い谷底となっています。


拝殿が見えてきました。途中の木に樹液が出ていてクワガタが群がっていました。

狛犬
拝殿前の一対の狛犬。体高約30cm。今まで見たなかで最小クラス。大正7年(1918年)建立です。
拝殿
黒塗りの拝殿は珍しく、私の記憶では長生郡一宮町の玉前神社くらいしか思い当たりません。
玉前神社は高価な漆を使っていますが、天神社はコールタールを使っているようです。拝殿の中にコールタールの缶があります。

御神木
拝殿裏の御神木。楠の木は幹が太く威厳を感じます。

拝殿と本殿は一体となっています。








