住吉神社【富津市竹岡】

2023年05月05日

住吉神社(すみよしじんじゃ)

富津市竹岡の「住吉神社」は海沿いの崖の上に鎮座する神社です。

住吉神社概要

【社格】無格社
【祭神】
「住吉神社」は住吉大神を祀ることが多いのですが、当神社について資料が見つからないため詳細は不明
住吉大神は「日本書記」では、底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)、「古事記」では底筒之男神(そこつつのおのかみ)・中筒之男神(なかつつのおのかみ)・上筒之男神(うわつつのおのかみ)とされています。
【祭礼】
千葉県神社庁監修の「神社検索隊!」によると祭礼は6月27日となっていますが、現在も行われているかどうかは不明。
【御朱印】不明
【由緒・沿革】
富津市史 通史編には神社名と住所のみ記載があるのみで、詳細は不明。
 

境内案内

参道入口に鳥居があり、常夜灯2対、手水舎があり、正面に拝殿が鎮座。拝殿裏には本殿があり、本殿裏に謎の大岩があります。

鳥居

鳥居の形状はちょっと難しいです。私は鳥居の形状を調べる際は神社人・鳥居についてを使用しています。このサイトは鳥居の種類は多く、図と文章が分かり易いからです。
 
この神社の鳥居で最初に思いつくのは「明神鳥居」。ただ明神鳥居のように笠木の反りがなく、貫が柱を突き抜けていません。
色々調べてみると一番近いのが、内宮源鳥居(ないくうげんとりい)でしょうか?
 
内宮源鳥居の特徴は笠木が五角形、柱が八角形でありこの神社の鳥居と一致しています。
房総に移住してから多くの鳥居を撮影してきましたが、この形の鳥居を見たのは初めてです。
 
鳥居の創建年は探しても見当たりませんでした。
 

常夜灯

鳥居の後ろに4基の常夜灯があります。砂岩でできているため、風化が激しく年代は不明。
他の神社と比較すると年代は江戸時代中期から後期位のものだと思われます。

【常夜灯(左)】
常夜灯(左)
【常夜灯(右)】
常夜灯(右)

手水舎/手水石

手水石の下は海があり、樹木の間から海が見えます。
手水石は、江戸時代後期の文政10年(1827年)と刻まれています。
小右エ門、六兵衛、伊兵衛など奉納者の名前があります。
手水舎と手水石

拝殿

拝殿の創建や修復年は不明。向拝の龍と木鼻の作者も不明。
拝殿
拝殿横
拝殿横

石宮

合祀した神社のものなのでしょうか。文字が読み取れず、文献も見当たらないので詳細は不明。
石宮

本殿と大岩

この神社の最大の見どころは本殿裏の大岩です。
周囲に岩はなく、ここにだけ大きな岩があります。元々あったものを削ったのか、どこからか運んだものなのか?
大岩の下には割れ目があり削り取ったものではないのかも知れません。
しかし、運んだとしたらどうやって運んだのか?

【本殿(山側)】
本殿(山側)
【本殿(海側)】
本殿(海側)

 


 

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詳細情報

名称

住吉神社

住所

〒299-1621 千葉県富津市竹岡12

お問い合わせ先

0439-52-1192

※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。

駐車場

なし

アクセス

JR内房線「上総湊駅」から約1.9km 徒歩約22分
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