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からなます【房州の郷土料理】

からなます

 
からなますはおからを使った安房地方(房州)の郷土料理です。からなますについては、前回紹介したごんじゅうやんごめと違い以前から知っていて何度か食べたことがありました。しかしながら自分で作ったことはなく詳しい作り方も知りませんでした。そこで今回はからなますについて調べて実際に作ってみることにしました。
 
参考にしたのは、農林水産省ホームページ>うちの郷土料理からなます 千葉県です。
 

起源・由来

 
からなますがいつ頃から食べられるようになったのかは、色々調べてもはっきりしません。参考サイトによると、館山市の三軒町では毎年1月15日に、近所の家に集まり「疱瘡祭(ほうそうごもり)」が行われているといいます。疱瘡はウイルスが引き起こす伝染病。江戸時代に流行し疱瘡神を祀るようになり、疱瘡祭の際に「からなます」を食べていたようです。ということは少なくとも江戸時代には食べられていたということになります。
 

からなますの名前の由来は、おから+なますです。ウィキペディアによると、なますは漢字で書くと「膾」「鱠」で獣肉を使ったものを「膾」、魚肉を使ったものを「鱠」と書き、元々は細切りの生肉、生魚の事を指し、「膾」の文字は古事記や日本書記時代から見られるようです。現在のように酢の物全般をなますと呼ぶようになったのは、室町時代に入ってからのようです。膾の原義に忠実な料理としては鮭の氷頭を用いた「氷頭なます」や、千葉県房総に見られる漁師料理の「水なます」などがあると書いてあります。
いづれにしても「なます」は古くから食べられていたようです。

 
からなますは疱瘡祭以外に、日常食としても食べられています。祝の時はウサギの形に盛り、不祝儀の時は普通に皿に盛ります。
 

材料(4人分)

 
イワシの酢〆を使う場合と使わない場合がありますが、今までイワシを使ったものを食べたことがないので魚を入れてみました。スーパーにイワシが売っていなかったのでアジを入れました。
 

材料A

 
・油揚げ 1枚
・砂糖  小さじ1
・醤油  少々
 

材料B

 
・おから250g
・味噌  40g
・砂糖 100g
・酢   50cc
・ピーナツパウダー 25g
・柚子の皮 適量
 

材料C

 
・いわし(まぐろ) 適量
・人参   25g
・きゅうり 1/2本
・長ねぎ  1/2本
 

作り方

 
1.魚は塩でしめてから酢で洗い細かく切る
アジの酢〆
2.人参は千切り、きゅうりは薄く輪切りにして、塩を振りしんなりとさせる。
3.油揚げを細かく切り醤油、砂糖で煮る(材料A)
4.おからと調味料(材料B)を混ぜ合わせる
5.人参、きゅうりを水で洗い水気を切る。
6.すべての材料を混ぜ合わせ皿に盛る
 

実食

 
今日は、特別にめでたいということはありませんが、ウサギの形に盛りました。通常はきゅうりを入れることが多いようですが、きゅうりを入れると親が食べないのできゅうり抜きにしました。
甘酸っぱくてピーナツパウダーがいい味を出しています。ピーナツパウダーが売っていなかったのでピーナツを炒り粉にしました。ピーナツを炒ると香ばしさが増します。
 
今回、25cm位のアジの半身を3枚入れましたが、アジの存在感はまったくありません。もう少し入れた方がいいかも知れません。
ここで失敗していることに気づきました。あぶら揚げを入れるのを忘れてしまいました。まあ、大勢に影響はないので良しとします。
完成したからなます

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