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やんごめ【房州の郷土料理】

やんごめ

やんごめ

 
「やんごめ」は炒った米(やんごめ)と小豆に砂糖を入れて炊いた安房地方(房州)の郷土料理。お盆や豊作祈願の縁起料理として食べられてきて、「焼き米」、「やーごめ」など地域によって呼び方が変わります。
 
房州ではお盆になると、各家庭や近所で「やんごめくいくい」という儀式?が行われます。藁を燃やし、火の中に焼いた米を投げ入れ、ミソハギの花に水を付けて水を振りかけながら、「やんごめ(焼米)食い食い♪水飲め飲め♪この明かりでごぜいらっしゃい♪」と唱えながらご先祖様を送り迎えする風習です。この風習は昔から多くの家庭で行われてきましたが、文献などに残されていないので、インターネットで調べていた際に「やんごめ」という郷土料理があることを知りました。
 
この料理について調べてみると、味の想像がつかず面白そうなので早速作ってみることにしました。会社から帰ってスーパーに行き餅米と小豆を買ってきました。
私は普段、料理をあまりレシピ通りに作りませんが、今回は郷土料理なのでレシピ通りに作ってみます。
 

参考サイト

 
農林水産省ホームページうちの郷土料理ヤンゴメ千葉県
 

材料

 
・白米2カップ
・もち米1カップ
・小豆1カップ
・小豆の茹で汁4カップ
・砂糖1.5カップ
・塩 少々
 
砂糖の量が凄いですが、レシピ通りに作ります。
 

作り方

 
1.小豆を2時間程度水に入れる
2.白米ともち米をキツネ色になるまで炒る。(20分程度かかる)
 
この際米は洗いません。水分があると途中で焦げ付いてしまいます。また、米を炒る際、鍋はテフロン(フッ素加工)の物は使わないでください。米をそのまま炒ると鍋が長時間高温になり、テフロンが剥がれてしまうからです。また、長時間高熱にさらす(350度)と有毒ガスが出るとも言われています。(通常は油や水分があるので、ここまで高温になりません。)
この料理の最大のポイントは、米を焦がさず、キツネ色に炒ることです。焦げ臭いと香ばしいは別物です。
だいたい下の写真のような色になったらOKです。ここまで20分位かかります。
3.小豆、炒った米、小豆のゆで汁、砂糖を混ぜ炊飯器で炊きます。
炒った米
 

完成

 
米を炒るまでは完璧。自画自賛していました。
楽しみにして炊飯器の蓋を開けてみます。
・・・・これは。一目瞭然でダメと分かります。米が全部潰れてしまっています。食べてみると味は甘く香ばしい赤飯で悪くはありません。しかし、食感が気持ち悪いです。
原因は圧力炊飯器で炊いたことだと思われます。普通の白米でも圧力炊飯器で炊くと少し米が潰れたようになります。
この料理は米を炒ってあるので、圧力をかけると米が全部潰れてしまうのです。
 
今回は失敗しましたが良い経験になりました。やんごめは圧力炊飯器を使わないことです
 
今回は4合分つくりました。頑張って茶碗2杯食べましたがもう限界。捨てるのはもったいないので、どうしよう。猫にあげようかとも考えましたが、人間でさえ食べたくないものを猫が食べる訳ありません。
チャーハンは米が潰れているのでダメ。雑炊は量が増えてしまうのでやりたくない。ラーメンに入れたらどうか、あれこれ思案中です。
完成したやんごめ
 
翌日、Twitterで「煎餅にしてみては」のご意見をいただいたのをヒントに焼きおにぎりのような焼き餅のようなものを作ってみました。
醤油に粉鰹節と昆布を入れ、刷毛で塗りながらオーブンで焼きました。
 
これは苦肉の策なのでおすすめはしませんが、結構イケます。餅米が入っているので焼き餅と焼きおにぎりの中間のような味です。
持て余したやんごめは一瞬でなくなりました。
やんごめの焼きおにぎり焼きあがったおにぎり

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