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バテイラ(しったか貝)【房州の食材】

シッタカの身

馬蹄螺(ばていら)は、殻高5cmほどになる巻貝で、房州では尻高(しったか)と呼ばれています。水深20mまでの岩礁帯に生息していて、子供の頃は磯遊びで採取して食べていましたが、現在は漁業権がないと採取することはできません。
今回の掲載にあたって、鋸南町のばんや、千倉の道の駅潮風王国など色々な鮮魚店を探しましたが、2022年はほとんど水揚げがなっかたそうで、どこにも売っていませんでした。仕方がないので、通販で九州から購入しました。
 
千葉県の漁業権については、水産庁のホームページ漁業権についてで確認することができますが、これがとても分かりずらいのです。千葉県はほぼ全域で漁業権が設定されていて、採取可能な海産物も複雑であるので、採取しないのが無難です。
 
ハテイラは昔はありふれた貝だったのですが、現在は水揚げが急速に減少しているそうで、日本のレッドデータ検索システムによると、岡山県では絶滅危惧種ではなく絶滅となっています。
 
価格は1kgで5,000円~6,000円以上と非常に高価。おまけに歩留まり(全体の重量に占める可食部の割合)が最悪。しかしながら、シッタカは最高に美味いのです。
旬は春とされていますが、私にはそれほど違いがわかりません。
 
【日本名】馬蹄螺(バテイラ)
【学名】Omphalius pfeifferi pfeifferi
【分布】北海道南部~九州の太平洋側
【生態】潮間帯から水深20mの岩礁帯に生息。アラメやカジメなどの海藻を食べる。
 

塩抜き

 
海水があればベストですが、海水が無いばあいは3%ほどの食塩水を作り貝を数時間入れておきます。
さて、ここで問題です。3%の食塩水を作るのに食塩30gあったら水は何g(cc)必要でしょうか?
1,000ccと答えた方は不正解、正解は970ccです。実はこの問題は、入社試験のSPI(適性検査)でよく出題されます。
特にIT会社の入社試験は、知識を問う問題よりSPIが出題されることが多いです。
 
だいぶ話が脇道にそれましたが、実際はこれほど厳密でなくても大丈夫です。砂抜きの際に逃げ出すものもいるので蓋をしたほうが良いです。
砂抜きをした後は表面のゴミを水で洗い流します。
 

食べ方

 
調理法は、塩茹で、かき揚げ、味噌汁、つぼ焼きなどがありますが、私は塩茹でが一番だと思っています。なぜかというと、生きているうちに中身を取り出すのがとても面倒だからです。
 

塩茹で

 
3%の食塩水を鍋に入れ沸騰したら貝を入れます。茹で時間は5分。
 
ワタの部分はわずかにホロ苦くコクはあります。全体的に磯の香りが強く、この貝は最高に美味いです。
今回は全部で1kg購入しましたが、30分もしない内に完食してしまいました。食べ始めたらやめられない美味さです。
特に酒のつまみにピッタリ。酒は当然日本酒です。
シッタカの塩茹で
 
楊枝を貝の入り口の内側に入れクルクル回しながら貝を取り出すのですが、楊枝だと折れてしまう場合が多いので、私はカニフォークを使います。
 
とにかく焦らずゆっくりとやります。途中でワタの部分が折れてしまうと本当にイラッとします。最後まで取り出せた時は気分爽快です。
カニフォークで取り出す
 
ちゃんと取り出すとこのようになります。成功率は7割~8割くらいです。
取り出したシッタカ
 

酒蒸し

 
昆布と酒と塩少々を鍋に入れ沸騰したら貝を入れ5分間蒸し焼きにします。
酒蒸しも美味いですが、私には塩茹でとの違いがわかりません。なので塩茹でで十分だと思います。
シッタカの酒蒸し
 

ニンニク醤油漬け

 
台湾料理店で生のしじみのニンニク醤油漬けを食べて感動したことがあるので、シッタカで作ってみました。
ニンニクを叩きつぶし唐辛子と一緒に醤油に入れます。そしてシッタカの生のまま入れます。
半日ほど醤油につけて食べてみます。
 
美味い! とてもいい味です。
しかし、この料理は欠点があります。貝が生だと取り出せないのです。仕方なくハンマーで殻を叩き割りました。
シッタカのニンニク醤油漬け

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