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ひざら貝を食す【房州の食材その2】

ひざら貝の表と裏

磯にへばりついている化石?ダンゴ虫?三葉虫?何だかよくわからない生き物を見たことはありませんか?。これはヒザラ貝という軟体動物なのです。何かの本でアワビより旨いというのを読んだことがあって実際に食べてみました。
今は新型コロナウイルスの影響により飲食店には行かないことにしているので、しばらくは房州にあるマイナーな食材を使って自分で調理してみようと思います。
 
ひざら貝は一般的には流通しない食材ですが、高知県の皿鉢料理(さわちりょうり)では天ぷら、ぬたとして食べられていて、鹿児島県の喜界島ではクンマーと呼び、店でも高値で販売されているようです。房州では食べたことがあるという人に出会ったことがありません。
 
南房総市千倉町の漁師にひざら貝のことを聞いてみると「こごは食べられるというのは聞いたことがあるけど食べたことはない」そうで千倉では、ひざら貝のことを「こご」と呼んでいるようです。
 

ひざら貝とは

Wikipediaより抜粋

多板綱(たばんこう)は、軟体動物の一群で、一般的にはヒザラガイ(火皿貝・膝皿貝・石鼈)類として知られている。鹿児島県奄美群島の喜界島では「クンマー」という呼び名で呼ばれる高級食材であり、茹でたあと甲羅(殻)を取り、酢味噌和えや煮付けや炒め物で食べられることが多い。また、台湾の離島蘭嶼の東海岸ではタオ語でbobowanと呼ばれ食用にするが、乳児のいる女性は食べてはいけないとされている。喜界島以外の奄美群島では、「グズィマ」「クジマ」などと呼ばれ、まれに食用にされる寒流域のオオバンヒザラガイは大型で肉質も柔らかく、その生息域では重視されたアイヌやアメリカ先住民(アレウト族など)は古くから食用としており、前者ではアワビとの間の住み分け由来話の伝承があるなど、注目されていたことが分かる。アイヌ語では「ムイ」という。また、オオバンヒザラガイの殻の1枚1枚は蝶の様な形をしている事から、襟裳岬では「蝶々貝」と称して土産品として売られている。

 
【分類】軟体動物門多板綱新ヒザラガイ目ウスヒザラガイ亜目クサズリガイ科ヒザラガイ属
【学名】Acanthopleura japonica (Lischke,1873)
 
ひざら貝はこんな風に岩に付いています。まったく動かないものと思っていましたが、移動もするようです。
岩に付くひざら貝
 
磯で魚貝類や海藻を採るには漁業権が必要です。私は漁業権を持っていないので、Ken-Arai氏に同行してもらいました。
伊勢海老漁の作業風景
 
ひざら貝は丈夫な殻に覆われているので、小出刃で殻から身を取り出さないとなりません。殻に沿って刃先を入れるのですが、中にでこぼこがあり、この作業が相当に面倒なのです。
ひざら貝の調理の様子
 
これが取り出したひざら貝。海水には腸炎ビブリオ菌がいるので水道水で洗ってから食べてみます。
口に入れると最初に磯の香りが広がり、後から旨みが出てきます。この貝美味しいです。アワビより旨いとは言えませんが結構イケます。食感は硬くアワビに似ています。
しかし、、、もう一度獲って食べようとは思いません。岩にくっついていて採取が面倒なのと、調理がとても面倒だからです。誰かが調理してくれたら良いのですが、これを提供する店は見たことがありません。
ひざら貝を食べてみようという方はほとんどいないと思いますが、貝アレルギーの方は食べないでください。
取り出したひざら貝
 
刺身を大量に食べるのはちょっと怖いです。折角獲ったものを捨てるのはかわいそうなので茹でて味噌和えにしてみました。
レシピなどは無いので材料はいい加減ですが、これは想像以上に旨くウニの瓶詰めの味に似ています。私は普段はウイスキーを飲んでいますが、これはウイスキーには合いません。三芳の正林寺のご住職に頂いた寿萬亀があったので試してみると日本酒との相性抜群。磯の香りの味噌を舐めながら飲むと酒がすすみます。
 
<ひざら貝の味噌和え>
・ひざら貝(塩ゆで)
・昆布(細切り)
・白味噌
・砂糖(少し)
・酒
・ゆず(少々)
ひざら貝の味噌漬け
 
今回はヒザラ貝の他にニガダマ(イボニシ貝)、カサッケ(マツバ貝)、タマキビ貝を獲りました。これらの貝は一般に流通せず換金できるものではありませんが、子供の頃おやつ代わりに食べていました。
カサッケは磯に付いている陣笠のような形の貝です。これらの味については後日紹介しようと思います。
かさっけ、イボニシ
 
ひざら貝の調理で疲れたので、まとめて塩茹でにしました。
塩ゆで

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