
枸杞(クコ)
私は高校2年生までクコの葉が食べられるということを知りませんでした。
夏休みに那古の叔母の家へ遊びに行った際、クコの話になり「食べたことがない」というと、庭でクコを摘んできてクコご飯を作ってくれました。
この時以来クコが好きになったので色々と料理を作ってみました。
クコの葉はスーパーで売っていません。特に房州の食材という訳ではありませんが、房州の至る所に自生しています。特に海岸に多く、枝を折って土に挿してみたら瞬く間に増えてしまいました。
上の写真は庭に挿しておいたものです。とにかく繁殖力が強いので年に一度草刈り機で間引きします。
料理を作る前にクコとはどんな草(木)なのか調べてみました。
クコとは?
【学名】Lycium chinense
【漢字】枸杞
【原産】東南アジア
【詳細】
参考:ウィキペディアクコ
クコはナス科ナス属の低木で、日本全域の平地に分布している。果実は枸杞子(くこし)、根皮は地骨皮(じこっぴ)、葉は枸杞葉(くこよう)という漢方薬として名高く、滋養強壮、血圧や血糖の低下作用、毛細血管を丈夫にするなど様々な効能があるとされている。
8月11日薄紫色の花が咲きました。


実が成るのは8月頃から。そのまま生で食べてみると薄甘いだけで冴えない味です。
ドライフルーツはスーパーなどでも入手でき、一般的に知られているのは実のほうだと思います。


杏仁豆腐に入っている赤いのはクコの実です。
新芽は4月頃から出できます。クコは虫にとっても美味しいようで、暖かくなってくるとアブラムシ、毛虫などの食害が発生するので虫に食べられないうちに食べてしまいましょう。
新芽の柔らかい部分を摘み取って水洗いします。我が家のクコは肥料が効いたフカフカの土で箱入り娘のように育てているのでアク抜きはしません。
アクが気になる場合は軽く茹でてから水に晒してアク抜きします。
炒め物
油と相性が良いので油揚げを入れて炒めてみました。炒め物の他にもお浸し、ゴマ和え、クルミ和えもオススメ。
クコご飯
庭で摘んだ芽を刻んで塩を振った後ご飯に混ぜます。とても簡単ですが、クコの香りが楽しめます。炊き込む方法もありますが、私は生を混ぜた方が好きです。
豪華なおかずは不要。おかずなしで5杯は食べられます。
ドライ実を入れて炊き込んだこともありますが、私は甘さが気になり葉だけの方が好きです。
ナムル
館山美食倶楽部のシャウ・ウェイさんに作っていただきました。館山美食倶楽部はコース料理では超高級食材を使うことが多いのですが、プライベートでは山菜も多く使っています。この日はタラの芽、コシアブラなど山菜を使った料理を1時間で7品作ってくださいました。もちろん味は絶品です。