妙堤寺【勝浦のあじさい寺】

2023年06月07日

勝浦市市野川の「妙福山 妙堤寺」は、南房総市加茂の日運寺と並びアジサイの名所として知られています。
 
今日は同じ市野川の人気店クインズケーキでケーキを買って帰る途中、マツダロードスターの集団を見つけました。
 
近くに行ってみると斜面にアジサイの花が咲き皆が写真を撮影していたので、アジサイの名所だと知ったのです。
マツダロードスターの愛好会

妙堤寺概要

※書籍が見つからず詳細は不明です。
【山号】妙福山
【宗派】日蓮宗
【本尊】調査中
【御朱印】あり
【由緒・沿革】
文明十五年(1483年)池上本門寺第八世、大運阿闇梨日調上人により中興。

妙堤寺入口
日蓮聖人消息断簡の案内

日蓮聖人消息断簡(一幅)

<勝浦市指定文化財>
日蓮聖人は建長五年(1253年)日蓮宗を開宗し、文応元年(1260年)立正安国論を著して幕府に献策したことで伊豆に配流されたり文永八年(1271年)には佐渡配流ともなった。後の同年十一月免罪以後は甲斐国見延山に隠棲して信徒を教養し法華経を弘通(ぐつう)した。
 
断簡(きれぎれにされた日蓮聖人の御真筆の一部)は、信仰の厚い人々が聖人の真筆を大切に保持するため消息文を分断して守護したと思われる書で、縦26.9cm、横5.6cmの和紙に残されている。
 
「を用されバ彼の機分に随し し葉らく妾語をなす欤」
二行二二文字の短冊形で、意図するところの咀嚼は困難としても近隣に残る日蓮の自筆は希少で価値は大きい。
年代は建治、弘安のころである。
 
これを所蔵する妙堤寺は、日持上人の教化により真言宗から改宗したが、他宗から圧迫を蒙り有名無実であった。文明十五年(1483年)池上本門寺第八世、大運阿闇梨日調上人により中興の祖となる。
 
日調上人の生誕地は現在の夷隅町大野といわれ、上総国へは数度にわたって巡教し法華経を弘通(ぐつう)七ケ寺を開山した祖である。
日蓮聖人消息断簡
 

境内案内

石段を上がると左に鐘楼、正面に本堂が建っています。

【鐘楼】
鐘楼
【梵鐘】
梵鐘

妙堤寺本堂

御朱印

御朱印は本堂右側の民家でいただけます。
妙堤寺の御朱印
本堂左側は八幡神社が鎮座、神社左側の斜面はアジサイが植えられています。
斜面に咲くあじさいと八幡神社

八幡神社

本堂左の斜面には八幡神社が鎮座。
参考文献は見つけられなかったので、千葉県神社庁監修「神社検索隊!」八幡神社を基に記載。
【旧社格】村社
【祭神】誉田別尊(ほんだわけのみこと)
【祭礼】10月1日(現在も執り行われているかどうかは不明)
八幡神社

詳細情報

名称

妙堤寺/八幡神社

住所

〒299-5202 千葉県勝浦市市野川60-1

お問い合わせ先

0470-77-0100

※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。

駐車場

あり

アクセス

・いすみ鉄道「総元駅」より約6.8km 車で約10分
・JR外房線「勝浦駅」より約10.5km 車で約14分
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