九州ラーメン日吉(ひよし)大和田店
君津市大和田の「九州ラーメン日吉 大和田店」は、昭和48年(1973年)創業の老舗ラーメン店。
以前紹介した九州ラーメン日吉 八重原店の姉妹店です。
前回と同じ説明になりますが、現在の新日鉄君津は1970年に誕生しました。この際、北九州から2万人が移住し北九州の文化が広まりました。
九州ラーメン日吉の八重原店と大和田店のオーナー(現在は2代目)も1970年代に九州から移住してお店をオープンしたそうです。
店舗は大和田の住宅街の目立たない場所にあります。私はナビの住所検索で行きましたが店の前を通り過ぎてしまいました。近くには大和田公園や大和田郵便局があるのでここを目印にしてください。
駐車場は店舗入口の向かい側にあり8台ほど停められます。
メニューは八重原店と似ていて、九州ラーメンとおでんが中心です。
日吉ラーメン(大和田店と八重原店)は、千葉県南部の既存のラーメン店とは異なる大きな特徴があります。
1.おでんが人気
また、餃子を練り物で巻いた「餃子巻き」という珍しいおでんがある。
2.豚骨ラーメン(九州ラーメン)の味
昔の長浜ラーメンは、今流行りの白濁した濃厚スープではなく、少し透明感のあるスープであるそうです。
つまり、日吉の九州ラーメンは昔ながらの味を引き継いでいるということになります。
私は九州でラーメンを食べたことはないので断定はできませんが、多くのサイトでこのように書かれています。
3.価格がありえないほど安い
ラーメン1杯1,000円を超えることも珍しくあるません。
このような状況の中で、日吉のラーメンは1杯320円(2023年5月)という驚愕の価格!。
館山に移住してから8年で500店舗ほどのラーメン店に行きましたが、最安値帯が500円です。
どうしてこの価格で提供できるのでしょうか? オーナーに聞いてみました。
「これでも最近値上げしたんです。ただ、ウチは麺とチャーシューは自家製なので、この価格でも営業は続けられます」
店内はカウンター5席、テーブル12席、小上がり8席。
おでんコーナー
店舗入口左側がおでんコーナー。定番の厚揚げ、大根、竹輪の他に牛すじ、巾着と珍しい餃子巻きがあります。
かつては玉子もあったようですが、卵の価格が倍以上に高騰してしまったので現在は休止しています。
人気の「牛すじ」、油揚げの中に餅とキャベツが入った「巾着」、「餃子巻き」を食べてみました。
巾着は餅に味が染みています。中に入ったキャベツの甘みが他とは一味違います。
餃子巻きは、餃子を練り物(さつま揚)で巻いたおでん種。八重原店でも食べましたが、他店では全く見たことがありません。
餃子巻きについて調べてみると、発祥は諸説あり、九州の福岡か埼玉県川口市のどちらかが有力であるようです。
九州の博多周辺では、おでん種として一般的であり、東京の一部でも人気があるようです。
九州ラーメン(紅しょうが)
具は自家製チャーシュー、キクラゲ、もやし、刻みネギに紅しょうが。
スープの味を方程式で表すと
日吉の九州ラーメン=(塩ラーメン+(豚骨ラーメン☓2))÷3です。
文章にすると「豚骨のコクをプラスした豚骨ラーメン寄りの塩ラーメン」です。紅しょうがの酸味で後味がスッキリしています。
麺は自家製。ストレートの細麺です。
チャーシューメン
基本は紅しょうがと同じでチャーシューが5枚入っています。
メニュー
※メニューは2023年5月時点のものです。参考情報としてご覧ください。
※ラーメンは九州ラーメン(豚骨)のみです。
■ラーメン
■チャーシューメン
■紅生姜ラーメン
■おでん
牛すじ、ギョウザ巻きは100円、その他80円
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
営業時間
駐車場
座席数
テーブル 12席
小上がり 8席
アクセス
・JR内房線「青堀駅」より約2.2km 徒歩約29分 車で約5分
・館山自動車道路「木更津南IC」より約5.4km 車で約9分