琴平神社・春日神社【君津市下湯江】

2023年02月28日

春日神社(かすがじんじゃ)・琴平神社(ことひらじんじゃ)

 
君津市下湯江(しもゆえ)の春日神社と琴平神社は高い石段の上に鎮座する神社です。
石段の上には正面に朱塗りの琴平神社、右側に春日神社(春日大明神)が鎮座しています。
 
神社の案内によると、「春日神社の創建は江戸時代前期の明和元年(1764年)九月、琴平神社は江戸時代後期の文政8年(1825年)。
江戸時代に上湯江と下湯江で水争いがあり、訴訟の恩顧を、かしこみ春日神社のとなりへ優る神社を造営した。これが末社の琴平神社である。」とあります。
 
どういう訳なのか、末社であるはずの琴平神社の方が正面にあり、彫り物も精巧にできています。
 
春日神社の祭神は、天児屋根命(アマノコヤネノミコト)、琴平神社の祭神は、譽田別命(ほんだわけのみこと)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
神主は常駐していないので、詳しい話は聞けませんでしたが、御朱印は無いものと思われます。
 
境内入口には2対の狛犬、鳥居、石燈篭、馬頭観音などが並んでいます。
 

狛犬

 
鳥居横にある大きい方の狛犬は、江戸時代後期の安永二年(1773年)。風化が激しくはっきりとは読み取れません。
小さい方の狛犬は宝暦四年(1754年)なので社殿の建立より前に作成されたものです。
 

一の鳥居

 
形状は明神鳥居(みょうじんとりい)、建立の年代は不明。
 

馬頭観音

 
三面六臂(三つの顔と六本の腕)を持つ馬頭観音。馬頭観音は六観音の一つであり、畜生類を救う観音ともされ、馬の守護仏としても知られています。
境内入口の狛犬と石燈篭三面六臂の馬頭観音

 
鳥居横の狛犬(左)鳥居横の狛犬(右)

 
小さな狛犬と手水石常夜灯

 

参道

 
参道はすべて石段となっていて、数えてみると115段あります。
長い石段
 

境内

 
石段の上は境内となっています。最初に狛犬があり、後ろに鳥居があります。
鳥居左の手水石は、江戸時代後期の文化十四年(1817年)製。
 
鳥居の正面に琴平神社、右側に春日神社が鎮座。境内右端には古いお札を納める納札所があります。
境内全景狛犬(右)と社殿

 
鳥居の前の狛犬は、文久元年(1861年)10月建立。鳥居は銅製の明神鳥居で年代は不明。
狛犬(左)狛犬(右)

 

琴平神社

 
琴平神社
 

春日大明神

 
春日大明神
 

奉納記念碑

 
平成元年奉納。鈴木菊治郎殿とあります。
鈴木菊治郎氏は、元君津町長(君津市名誉市民)であり、新日鉄を君津市に誘致した功労者です。
奉納記念碑

詳細情報

名称

春日神社・琴平神社

住所

〒299-1131 千葉県君津市下湯江1398

お問い合わせ先

0439-52-0093

※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。

駐車場

なし

アクセス

JR内房線「君津駅」より約2.6km 車で約7分
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