春日神社(かすがじんじゃ)・琴平神社(ことひらじんじゃ)
君津市下湯江(しもゆえ)の春日神社と琴平神社は高い石段の上に鎮座する神社です。
石段の上には正面に朱塗りの琴平神社、右側に春日神社(春日大明神)が鎮座しています。
神社の案内によると、「春日神社の創建は江戸時代前期の明和元年(1764年)九月、琴平神社は江戸時代後期の文政8年(1825年)。
江戸時代に上湯江と下湯江で水争いがあり、訴訟の恩顧を、かしこみ春日神社のとなりへ優る神社を造営した。これが末社の琴平神社である。」とあります。
どういう訳なのか、末社であるはずの琴平神社の方が正面にあり、彫り物も精巧にできています。
春日神社の祭神は、天児屋根命(アマノコヤネノミコト)、琴平神社の祭神は、譽田別命(ほんだわけのみこと)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
神主は常駐していないので、詳しい話は聞けませんでしたが、御朱印は無いものと思われます。
境内入口には2対の狛犬、鳥居、石燈篭、馬頭観音などが並んでいます。
狛犬
鳥居横にある大きい方の狛犬は、江戸時代後期の安永二年(1773年)。風化が激しくはっきりとは読み取れません。
小さい方の狛犬は宝暦四年(1754年)なので社殿の建立より前に作成されたものです。
一の鳥居
形状は明神鳥居(みょうじんとりい)、建立の年代は不明。
馬頭観音
三面六臂(三つの顔と六本の腕)を持つ馬頭観音。馬頭観音は六観音の一つであり、畜生類を救う観音ともされ、馬の守護仏としても知られています。
参道
参道はすべて石段となっていて、数えてみると115段あります。
境内
石段の上は境内となっています。最初に狛犬があり、後ろに鳥居があります。
鳥居左の手水石は、江戸時代後期の文化十四年(1817年)製。
鳥居の正面に琴平神社、右側に春日神社が鎮座。境内右端には古いお札を納める納札所があります。
鳥居の前の狛犬は、文久元年(1861年)10月建立。鳥居は銅製の明神鳥居で年代は不明。
琴平神社
春日大明神
奉納記念碑
平成元年奉納。鈴木菊治郎殿とあります。
鈴木菊治郎氏は、元君津町長(君津市名誉市民)であり、新日鉄を君津市に誘致した功労者です。
詳細情報
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