
住吉神社(すみよしじんじゃ)
住吉神社概要
富津市山中の「住吉神社」は、住吉三神(上筒男命、中筒男命、底筒男命)の三柱を祭神とする神社です。
この神社は長狭街道沿いに鎮座し紅白の鳥居が目立つので、ほんの少し興味を持っていましたが、立ち寄るほどでもなく、いつも通り過ぎていました。
今日は近くの「手打ち蕎麦なしざわ」と「マメノキドッグパーク」で昼食を食べたので立ち寄ってみました。
(参考文献:千葉懸君津郡誌 下巻)
【旧社格】無格社
【祭神】
上筒男命(うわつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
底筒男命(そこつつのおのみこと)
【祭礼】
千葉懸君津郡誌に「祭典は9月9におこなわる」とあるが、現在は不明。
【ご朱印】なし
【由緒・沿革】
創建・由緒等は記載なし
境内案内
境内入口は長狭街道ともみじロードの交差点から700mほど鴨川寄りです。車は境内手前の空き地に停められます。
長狭街道脇に参道入口があり手前に狛犬、鳥居があり、突き当り左側に石段が見えます。
石段の上は、現在は使用していない建物があり、その先に拝殿が鎮座しています。
鳥居
形状は装飾的な両部鳥居、年代は記載なし。今まで数えきれないほど神社を参拝してきましたが、紅白の鳥居を見たのは初めてです。
ネットで調べてみると、紅白の鳥居は全国的にも珍しいようで、神奈川県鎌倉市の「鎌倉宮」が有名です。

扁額に「住吉大明神」とあります。

手水石
風化して穴が空いているのか水は入っていません。
「昭和十年(1935年)三月吉日 清ノ水
氏子 磯貝友?良」
と彫られているように見えます。

石段
参道突き当り左側の石段。途中に狛犬が見えます。

流線形の狛犬。狛犬というよりカワウソやカエルに似た変わった形です。
拝殿前の建物
現在は使われていないようです。物置? 神楽の舞台?
拝殿

拝殿の扁額。
「神明大吉住 納奉」横書きなのに右から読むようになっています。
奉納は比較的新しく平成十五年九月吉日。
當(当)村上畑代 忠助
奉納年代よりずっと古く見えます。

奥畑集会所
隣は奥畑集会所。明治22年の3月までは、この付近からもみじロード一帯は「駒山村」でした。
同年4月の町村施行により岩本、山中、志駒の三村を合併して「駒山村」と改称。
その後は君津郡(1897)⇒環村(1937)⇒峰上村(1955)⇒天羽町(1963)⇒富津町(1971.4.25)⇒富津市(1971.9.1)と目まぐるしく統廃合、改称を繰り返しています。








