磯辺大神宮【富津市篠部】

2023年09月05日

磯辺大神宮(いそべだいじんぐう)

富津市篠部の「磯辺大神宮」は千葉県道465号沿い、先日紹介した万福寺/篠部八坂神社の道路向かいに鎮座する神社です。
 
祭神は調査中。「磯辺大神宮(伊雜宮)」の名称は全国でも珍しく、かつては浅草の雷門付近に鎮座していたといいますが、明治元年の神仏分離令により廃止され現在は残っていません。
 
三重県の伊勢神宮の別宮「伊雑宮」は磯部の大神宮とも呼ばれ、ここから勧請したのであれば祭神は天照大御神となりますが、文献が見つからないため祭神について確認はできません。
 
境内入口は日東バス湊・富津線/笹毛線、富津公園行きの「篠部」バス停前。バスは1日に5本しか運行されていないので参拝した後は1時間以上待つことになります。
また、駐車場がないので車を停められる場所を探さなければなりません。
 
【社格】無格社
【祭神】調査中
【祭礼】篠部八坂神社の祭礼
 9月中旬の土曜
【由緒・沿革】
 文献等が見つからないため調査中。

【境内入口】
境内入口
【篠部バス停】
日東バス篠部バス停

鳥居

境内入口に一の鳥居、参道中ほどにニの鳥居があります。二つとも年代は不明、奉納者が刻まれていますが読み取れません。形状は靖国鳥居です。
磯辺大神宮の鳥居

参道

二の鳥居の先に常夜灯が建ち、突き当りが拝殿。
参道と拝殿

常夜灯

風化が激しく「明治」だけ読み取れます。
 

常夜灯(左)
常夜灯(右)

御神木

風格を感じる樹形です。樹木には詳しくないのでGoogle画像検索を使って散々調べました。
葉の形状や樹皮から「タブノキ」のように見えます。
御神木

拝殿左前の末社

拝殿手前の茂みは薄暗く、独特の雰囲気を醸し出しています。
一番大きな石碑は「浅間神社」と刻まれています。
浅間神社の石碑
 
手前の狛犬は風化したというより溶けたような状態。ゲゲゲの鬼太郎に出てくる「妖怪ぬらりひょん」のような風貌です。
 

【狛犬(左)】
狛犬(左)
【狛犬(右)】
狛犬(右)

浅間神社前の石碑。左は「亀岩神社」、中央は読めません、右は「大澤御前」。
「亀岩神社」と「大澤御前」はネットで検索してもヒットしません。
浅間神社前の石碑
 

【亀岩神社の石碑】
亀岩神社の石碑
【大澤御前の石碑】
大澤御前の石碑

これは庚申塔なのでしょうか?
古い庚申塔

拝殿

扁額に奉納 磯辺大神宮とあります。建てた年代は不明。
磯辺大神宮の拝殿

詳細情報

名称

磯辺大神宮

住所

〒293-0024 千葉県富津市篠部

駐車場

なし

アクセス

JR内房線「大貫駅」より約2.2km 徒歩約37分 車で約4分
このページをご覧になった方は
こんなページもご覧になっています