安房神社 1300年祭
平成30年8月10日、11日館山市大神宮の安房神社にて、当地鎮座1300年を祝う祭礼が盛大に執り行われました。
安房神社は房総開拓の神「天富命」(あめのとみのみこと)が四国の忌部氏(いんべうじ)を率いて布良の駒ケ崎に上陸し、天太玉命を男神山(安房神社御祭神)に安置し、后神(きさきがみ)天比理刀咩命(洲宮神社御祭神)を女神山に安置して、安房神社を一旦は布良の神谷(かみやつ)に鎮座し、養老元年(717年)に現在の安房神社(吾谷山)遷座したのが始まりと伝えられています。
初日の10日は天富命が上陸した駒ケ崎神社にて「御浜出神事」が執り行われ、二日目は安房神社に周辺9社の御船、山車、神輿が集結しました。
安房神社に出祭した神社は以下の通りです。
1.安房神社 館山市大神宮 :神輿
2.相浜神社 館山市相浜 :お舟(波除丸)
3.三嶋神社 南房総市白浜町根本 :山車
4.洲宮神社 館山市洲宮 :神輿
5.布良崎神社館山市布良 :
6.熊野神社 館山市佐野 :神輿
7.犬石神社 館山市犬石 :神輿
8.八坂神社 館山市中里 :
9.日吉神社 館山市神余 :神輿
10.下立松原神社 南房総市白浜町滝口:神輿
境内入り口には露天が立ち並びます。
白浜町根本の三嶋神社の山車。人形は源範頼、彫刻は初代後藤利兵衛橘義光 明治二十八年 八十一歳の作。
彫刻は、元々はケヤキの白木でしたが、平成初めに金箔施されました。獅子が四隅に配され、牡丹や鶴、鳳凰、麒麟などが随所に置かれています。
相浜神社のお船(波除丸)。船首には鳳凰の金カンザシ。船尾には後藤喜三郎橘義信の龍の彫刻が施されています。
各神社の神輿は拝殿へ入祭してから御仮屋へ入場します。
洲宮神社の神輿
八坂神社の神輿。彫刻は明治三十年 初代後藤義光八十三歳の作品。四隅には獅子、立体的な波が美しい下長押、小脇に躍る龍が特徴的です。
下立松原神社の神輿。彫刻は後藤喜三郎橘義信。
左下が下立松原神社の神輿、右下が日吉神社の神輿
左下が洲宮神社の神輿、右下が犬石神社の神輿
御仮屋前では2基の神輿がもみさしを繰り返し御仮屋へと神輿を納めます。
今回参加する全部の神輿が御仮屋へ入場しました。御仮屋は左から「白浜神社」「下立松原神社」「日吉神社」「八坂神社」「犬石神社」「熊野神社」「相浜神社」「布良浜神社」です。
拝殿横では雅楽の演奏に合わせた奉納舞や、日枝神社の羯鼓舞(館山市無形民俗文化財)が奉納されました。
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。