吉井農村公園(よしいのうそんこうえん)
南房総市吉井の「吉井農村公園」はのどかな里山の農村地帯にあり、某アニメで登場する水車小屋のモデルとなった水車小屋や南房総市文化財の吉井の大井戸があります。
水車小屋
この水車小屋は昭和6年頃まで動いていたそうですが、その後老朽化により動かなくなり、平成8年にハイキングコースの整備の際に同公園がつくられ、公園のシンボルとして復活しました。
その後再び老朽化が進み平成24年まで停止していましたが、平成27年に南房総市の友好都市である武蔵野市が中心となり、交流市町村協議会の「ふるさとは美しく」のモデル事業として復活しました。
公園には桜の木が植えられていて3月下旬から4月上旬には満開となります。
道路側には親水池があり、その奥に水車小屋やビオトーブ池、芝生広場があります。
親水池
親水池は吉井の大井戸から湧き出る水が流れているので透明度が高く、池の底まではっきりと見えます。
親水池には錦鯉がたくさん泳いでいてザリガニなども居ます。
親水池の水源はこの上流にある「吉井の大井戸」です。
写真奥の井戸神様の下に吉井の大井戸があります。
吉井の大井戸 南房総市指定文化財 昭和39年11月5日
<案内板より>
「富山の伏流水(地下水)がここに湧き水となっているもので、吉井とか井野とかの地はここに由来するものと言われています。
どんな大ひでりでも涸れることがないといわれ、吉井をはじめ近隣集落の大切な生活用水として利用され、安房名井の一つである。
この大井戸の水は、水田の灌漑や飲料水はもちろん、牛乳の冷却や洗濯にも利用され、昔は水車で米や麦をついたり、西の沢の手漉紙(てすきし)に使われたりした。また平成十一年三月までは町水道の有力な水源として夏場の水を支えていた。井戸の上には水上様もまつられ、水田をうるおし、人々の信仰をあつめている。」
南房総市教育委員会
ビオトーブ池
公園奥のビオトーブ池にはオタマジャクシやカエルが生息しています。
周囲は里山と田園が広がり日本の原風景に癒やされます。
富山周辺は酪農も盛んです。
詳細情報
名称
住所
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