勝浦朝市【食べ歩きガイド】

2020年02月06日

勝浦朝市(かつうらあさいち)

 

「勝浦の朝市」は、勝浦駅から勝浦港の間で行われる朝市です。場内には多くの露店が並び、地域の特産品・名産品が販売されています。1月1日と水曜日以外は毎日開催されるので多くの人で賑わいます。露店が出ない荒天の日や休市日でも飲食店が多いので食べ歩きが楽しめます。今回は「勝浦の朝市」についてなるべく詳しく紹介したいと思います。
 

勝浦の朝市の歴史

 
勝浦の朝市は石川県輪島朝市「輪島の朝市」、岐阜県飛騨高山市の「陣屋前朝市/宮川朝市」と並び日本三大朝市の一つです。
勝浦の朝市の歴史は古く、安土桃山時代の天正十九年(1591年)勝浦城主の植村土佐守泰忠(うえむらとさのかみやすただ)が農水産物の交流を目的として開設したと伝えられています。
当時は365日開催されていたそうですが、現在は水曜日と1月1日が定休日、時間は午前6:00頃~午前11:00頃となっています。
 
朝市の会場はJR外房線「勝浦駅」から徒歩5分位。ほぼ毎日早朝から行われているので多くの人が集まり街に活気があります。これだけ多くの飲食店が長い間営業を続けていられるのも朝市のおかげであり、勝浦の朝市は地域の繁栄に貢献しています。

 

<目次>

勝浦の朝市には多くの露店や飲食店があり、ここで紹介するのはほんの一部です。
勝浦の朝市マップ
勝浦の朝市案内マップ
 
下本町通り(1日~15日)
夢テラスみよまつ
 濃厚ソフトクリームと朝市雑煮が名物のカフェ
朝市新鮮広場魚水(うおすい)
 鮮魚が安く漬け丼、ウニ丼が名物
なるか家
 なるかポーク、たくあん、タコ入りなどの餃子専門店
串焼きちーちゃんの店
 海産物の串焼き店。テレビで何回も放映された名物店
三共水産
 かつお、マグロが安い!!おすすめの鮮魚店
地元農産物の露店
 地元農産物や海産物の露店が並びます
南蛮屋
 勝浦朝市の名物店!わらび餅がおいしい
お食事処いしい
 勝浦朝市の名物店!勝浦タンタンメンの種類が多い
  
仲本町通り(16日~月末)
マルナカ鮮魚店 塩辛屋
 イカ、タコ、カツオなど無添加の塩辛の直売店
割烹中むら
 ネットでも高評価の地魚料理店。
和可奈寿し
 大正二年創業の老舗。「活エビと焼きアナゴの競演」「エビゴシ」が名物
竹ノ内海鮮料理
 サザエかき揚げ丼、貝盛合わせが人気!海鮮系定食の種類が多い
ぴよぴ庵
 「白い黄身だけのプリン」「超激レア!白いゆでたまご」が名物
丸竹都寿し本店
 明治時代創業の老舗寿司。ランチがリーズナブル!
まるろ
 定食の種類が豊富。勝浦タンタンメン、刺身定食もあいます
佃煮近江
 佃煮専門店。マグロ、カツオの角煮や時雨煮が人気
おもしろ焼処ふうふう
 関西風たこ焼き、お好み焼きの店。美味しいオリジナルメニュー多数!
美河屋
 郷土料理、磯料理の老舗。あじづくしご膳、サザエかきあげ丼が人気
鮨成田屋
 創業60年以上。生まぐろと勝浦の地魚にこだわる店
サンガ汁・アサリの串焼きの店
 テレビで何回も放映された店。さんが汁と大粒あさりの串焼きが名物
朝市食堂奈美
 朝6:00から営業。朝定食がおすすめ!

勝浦の朝市マップ

 
勝浦の朝市マップ
 

朝市の入口は、勝浦港の公衆トイレ前の橋を渡った場所にあります。(下の写真)右側が「下本町通り」で毎月1日から15日、左側が「仲本町通り」で毎月16日から月末まで開催されます。
露天の出る日は前記のように2つに分けられていますが、固定の飲食店は多数あり早朝から営業しているので、どちらヘ行っても楽しめるようになっています。

朝市の入口

 


 

下本町通り

下本町通りは毎月1日から15日に開催されます。(毎週水曜日定休)
下本町通り
ここから先は下本町通り。正面に見える山に沿って露天が立ち並びます。
夢テラスみよまつの店舗

夢テラスみよまつ

下本町通り最初のお店はカフェの夢テラスみよまつ。十勝の牛乳を使った濃厚なソフトクリームと朝市雑煮が名物。かき氷やあべ川餅、磯辺巻きもあります。
【電話】0470-73-8833
【駐車場】あり(10台)
【営業時間】夏 6:00~18:00 冬 6:30~17:00
魚水の店舗外観

朝市新鮮広場魚水(うおすい)

夢テラスみよまつのちょっと先が鮮魚とまぐろの漬け丼で有名な魚水。魚水は水産会社なので海産物の種類が豊富でリーズナブル。大型の魚はスーパーよりも安く新鮮なので、クーラー持参で来るのがオススメ。丼物は、各種漬け丼が600円、ウニ丼やいくら丼も1,300円とお手頃価格です。
【電話】0470-73-5505
【営業時間】7:00~13:00
【定休日】水曜
魚水の店舗外観
今日の鮮魚はシイラ、イナダ、カツオなど。貝類もアワビ、サザエ、ナガラミなどがあり、「極味(きわみ)のひもの」などの加工品も人気。
ナガラミは正式名がダンベイキサゴ。直径3cmほどの巻貝で外房ではお馴染みの貝ですが、東京の飲食店ではあまり見かけません。茹でて食べるとコクがあり酒のつまみとしてオススメ。
露天街の入口周辺
勝浦朝市餃子の黄色い看板より先は露天が多く立ち並びます。

なるかや

勝浦朝市餃子が名物。私はまだ食べたことがありませんが、定番の「房総なるかポーク」をはじめ「たくあん餃子」や「タコ入り餃子」など変わり餃子もあります。
【電話】0470-70-2068
【営業時間】7:00~17:00
【定休日】水曜

下本町通りの露天街の入口
ここから先が下本町通りの露天街。地元の名産品や農産物、海産物のお店が立ち並びます。
ちーちゃん串の屋台

串焼きちーちゃんの店

露天街の最初は黄色い屋台が目立つ「串焼きちーちゃんの店」テレビでも数回放映されている名物店。基本はイカ、カツオ、サバなどの串焼きのお店なのですが、占いやマッサージなどもやっています。

三共水産

三共水産

串焼きちーちゃんの店の先にあるのが三共水産。カツオやマグロなどが販売されています。勝浦港は近海カツオの一本釣りの水揚げ港であり国内でも有数の漁獲高を誇ります。カツオは極度に身が柔らかく鮮度の落ちるのが早い魚です。そんな魚なので勝浦に来たらカツオを買ってください。鮮度抜群で他では味わえない美味さです。身がやわらかいので調理は迅速丁寧に、身は1cm位の厚めに切ります。ミョウガ、ネギ、ショウガ、ニンニクなどたっぷりの薬味と一緒に食べると格別の美味さ。特に皮を残した銀皮造りは最高です

地元野菜の販売

地元農産物の露店

こちらは地元野菜の販売店。この先も農産物を売るお店が多くあります。

南蛮屋のわらび餅の店舗

南蛮屋

南蛮屋のわらび餅は朝市の名物の一つ。お店は下本町通りの終点近くです。
店の前を通ると無料で試食を勧められ、お手頃価格なので買ってしまいます。ちなみにお値段は1舟200円、おみやげ(3人前)は500円です。

わらび餅のアップ
国産の本わらび粉を使った餅は滑らかでプルプルの食感。きな粉と黒ごまに黒蜜をかけていただきます。
御食事処いしい

御食事処いしい

こちらは勝浦の朝市の有名店。勝浦坦々麺が名物。坦々麺は醤油、塩、味噌、とんこつ、カレーの4種類もあり、刺身定食や丼もあります。
【メニュー詳細】御食事処いしい

 


 

仲本町通り

仲本町通りは毎月16日から月末日に開催されます。(毎週水曜日定休)
 
本仲町通りの入口
こちらは、本仲町通りの入口。本仲町通りは露天よりも飲食店の数が多いです。
塩辛屋の店舗外観

マルナカ鮮魚店 塩辛屋

保存料や添加剤を使わない昔ながらの手作り塩辛。日持ちはしませんが美味しい塩辛です。タコの塩辛やカツオの塩辛(酒盗)もおすすめ!
【電話】0470-70-2068
【営業時間】7:00~17:00
【定休日】水曜

 

写真は撮影しておりませんが、この周辺にも飲食店が多数あります。
 

割烹中むら

Googlの口コミ評価は大半が4と5の人気店。
あわび水貝、かつお銀造り、とこ焼き(とこぶし)、活伊勢海老の刺身、なるか丼など、定食~コース料理まで旬の海の幸が堪能できます。
勝浦の朝市では「なるか」という言葉を度々見かけます。地元の人は勝浦の海のことを「なるか(鳴海)」と呼びます。
【電話】0470-73-3066
【営業時間】昼 11:00~14:00 夜 17:00~21:00
【定休日】不定休
【ホームページ】割烹中むら
 

和可奈寿し

大正2年創業の老舗寿司店。人気メニューは「活エビと焼きアナゴの競演:特上寿司」、「二段式:上ちらし」、「上寿司と地魚のハーモニー:おまかせ寿司」。和可奈オリジナルの味噌汁「エビゴシ」も好評。
【電話】0470-73-0023
【営業時間】11:00~20:30
【定休日】不定休
【ホームページ(勝浦うまいもの会)】和可奈寿し
 

竹ノ内海鮮料理

海鮮系の定食は1,600円から2,000円が中心。サザエかき揚げ丼が人気。伊勢海老姿造り、あわび踊り焼き、貝盛合わせなど海鮮の一品料理の種類が多い。
【電話】0470-73-8168
【営業時間】昼 11:00~14:00 夜 17:00~21:00
【定休日】木曜
 

ぴよぴ庵

房総地鶏の有精卵の黄身だけを使った無添加プリンを販売。「白い!!黄身だけのプリン」、「黄身だけのプリン」、「超激レア!白いゆでたまご」が名物。
【電話】0470-73-7636
【営業時間】8:30~12:00 15:00~20:00
【定休日】水曜
【Twitter】ぴよぴ庵
 

丸竹都寿し本店

明治時代に創業した老舗寿司店。ランチは1,200円~2,000円が中心でリーズナブル。クレジットカード使用可。
【電話】0470-73-1063
【営業時間】10:00~22:00
【定休日】水曜
【ホームページ】丸竹都寿し本店
 

まるろ

刺身定食の他にも生姜焼き定食など定食の種類が多い。勝浦タンタンメンもあります。
【電話】0470-73-0241
【営業時間】昼 11:00~14:00 夜 17:00~20:00
【定休日】水曜
 
佃煮近江の店舗外観

佃煮近江(つくだにおうみ)

佃煮の専門店。マグロやカツオの角煮と時雨煮を販売しています。
【電話】0470-73-5114
【営業時間】6:00~17:00
【定休日】水曜
【ホームページ】佃煮近江

おもしろ焼処ふうふうの店舗外観

おもしろ焼処ふうふう

関西風のたこ焼きとお好み焼きの店。ここのタコ焼きは、外側がカリッと香ばしく、内側はクリーム状で焼き加減が絶妙。「タンタンたこ焼き」「明太バターもんじゃ」「具沢山のふうふう天」「お好み焼き風のふうふう」などオリジナルメニュー多数!!
【電話】0470-73-2082
【営業時間】
たこ焼 毎月16日~月末8:30~11:00
      ランチ 11:30~14:00(ランチは月、火定休)
      夜   17:00~22:00
【ホームページ(勝浦うまいもの会)】おもしろ焼処ふうふう

 

三河屋

老舗の和食店。伊勢海老、アワビ、サザエ、刺身などの磯料理と天ぷらの種類が多い。
電話】0470-73-1423
【営業時間】昼 12:00~14:30 夜 17:00~22:00
【定休日】月曜、第三火曜
 
仲本町通りは、鮨成田屋周辺から露天が多くなってきます。
 

鮨成田屋

鮨成田屋

創業60年を超える老舗寿司店。生の本マグロと勝浦の地魚にこだわる店。
【電話】0470-73-0531
【営業時間】昼 11:30~14:00 夜 17:00~23:00
【定休日】木曜
【ホームページ】鮨成田屋
 

さんが汁の店

サンガ汁・アサリの串焼きの店

サンガとはナメロウを焼いた房州の郷土料理です。こちらのさんが汁はあおさ海苔ととろろ昆布の風味が効いていて寒い日は特におすすめ。
甘辛のタレで焼いた大粒あさりの串焼きもあります。

朝市食堂奈美

朝市食堂奈美

朝6:00から営業していて、朝定食が人気。海鮮丼、生マグロの刺身など色々あります。

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詳細情報

名称

勝浦の朝市

住所

〒299-5234 千葉県勝浦市勝浦132

営業時間

午前6:00頃~午前11:00

駐車場

■墨名市営駐車場
【営業時間】6:30~22:00
【料金】無料 (イベント開催時有料の場合有)
【台数】普通車157台(障害者スペース9台)大型バス最大14台
【住所】勝浦市墨名815-11
 
■出水市営駐車場
【営業時間】6:30~20:00
【料金】無料 (イベント開催時有料の場合有)
【台数】普通車72台(障害者スペース2台)
【住所】勝浦市出水1212-2
 
■勝浦港前の道路も無料で駐車可

アクセス

【電車】JR外房線「勝浦駅」より約400m 徒歩約5分
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