岩井富浦漁協のイカダ釣り
房総では釣り人の無断駐車、ゴミ問題などにより立ち入り禁止の港が急増しております。
館山の香漁港、浜田堤防、鴨川市の小湊港・・・好釣り場が立ち入り禁止、開放を繰り返しています。
釣り場を守るためマナー順守をお願いいたします。
また、立ち入り禁止場所へは、立ち入らないようお願いいたします
今日は岩井富浦漁業協同組合の富浦支所が運営されている、イカダ釣りを体験させてもらいました。
イカダ釣りは黒鯛(チヌ)がメインですが、ここはキス・カワハギ・イシダイなども良く釣れます。
関西地方ではメジャーなイカダ釣りですが、私の知る限り関東地方では、三浦半島の長井と富浦の2ヵ所、千葉県では唯一のイカダ釣り場です。ここは、イカダ以外にカセもあり、イケス周りに船を係留します。なお、鋸南町勝山には船を沖合に係留する勝山かかり釣りセンターがあります。
7時出港ということですので10分程前に集合です!
朝日が眩しいです(∩´∀`)∩
こんな時間ですけれど、港そばの桟橋には、もうすでに釣り人の方がたくさん糸を垂らしています。
釣れてるんですかね?
この防波堤は富浦新港の赤灯台の堤防なのですが、地元の人は「北ケイセン」と呼んでいます。
団子釣りで黒鯛が良く釣れる場所です。黒鯛以外にもアジ・サヨリ・キス・カワハギなど魚種も多く、景色も良いので人気の釣り場です。
見ているだけで、この後の自分の釣果にワクワクしてしまいます♪
今回はイカダ釣りの体験ですので、私たちは船で移動です。
必要な資材を船に積み込み、準備ができたら出港です!(`・ω・´)9
皆さん、今日の釣果にワクワクしているのが伝わってきます。
では!行ってまいります!!(`・ω・´)ゞ
船で雑談しつつ、5分程度で今日の舞台が見えてきました。
海の上からだとよく見えませんが、後で大房岬(漁港近くにある展望散策路)から見るとこんな感じです。
本当に湾の真ん中に浮かぶイカダなんですよ( ´▽`)
右側にあるのは海上釣堀「海王」で、こちらはかなりの大物を放流しています。
こういったイカダでの釣りは、湖など、波の静かな場所では結構あるんですけれど、海ではよほど波の静かな場所じゃないと難しいので、限られた場所でしかできません。
そういう意味では東京湾の更にすこし凹んだ地形の富浦漁港は、うってつけのシュチュエーションなのだそうです。
船頭さん(漁港の職員さん)曰く「今日は少し風があるから波も出ている」とのことでしたが、私は「え?これで波がある方なんですか?」と思わず聞き返してしまったくらいです(;・∀・)
これならお子さんでも安全に海釣りが楽しめると思いますよ。
さて、目的地の自分のイカダに到着です!(∩´∀`)∩
混んでいる時には1つのイカダに違うグループが乗り合わせることもあるのだそうですが、今日は最盛期ほど混んでは居ないそうなので、1つのイカダに1グループづつ乗船させてもらって、別々に釣り開始です。
なんだか海の上に冷蔵庫が浮かんでいるみたいですね(;・∀・)
でもこの冷蔵庫(?)・・・凄く重要なんです。
実はコレ、トイレなんですよ( ´▽`)
コレのおかげで、女性でも気兼ねなくイカダ釣りを楽しむことができます♪
まさに文字通りの「陸の孤島」ですから、これはとっても重要な施設ですよね( ´▽`)
さて、天気もよくなってきた中、ウミネコにも見守られながら釣り開始です!!
この人(↓)は弊社社長です。
今回のこの企画の言い出しっぺでもあります!
長年釣りをしてきただけあって、雰囲気がありますね。さしずめ太公望のような(笑)
釣り始めて5分もしないうちに竿がピクッと反応します!
手慣れた手つきでリールを巻き上げると早速釣れました。
「ヒイラギ」です。
ヒイラギ (wikipediaより) | |
ヒイラギ(鮗、柊、学名:Nuchequula nuchalis)は、スズキ目ヒイラギ科に分類される魚の一種。東アジア温帯域の内湾や汽水域に多い小型魚である。かつてはセイタカヒイラギ属 Leiognathus に分類されたため、学名を Leiognathus nuchalis と掲載した文献も多い。 棘・発音・発光・口の伸長など特徴が多く、西日本各地で多種多様な地方名で呼ばれる。 |
この魚・・・「ギギギ」って鳴くんですよね(;・∀・)
房州では「ギラ」とも呼ばれますね。某有名RPGの魔法みたいですが(w)その光り方から付いた通称らしいです。
今日はキスを狙って釣り始めましたので、まずは針から外し、リリースです。
・・・と、眺めていたら自分の竿にもかかったみたいです!!
ヒイラギ2連発・・・( ̄▽ ̄;)
ヒイラギは群泳魚らしいですから、イヤな予感がします・・・(;・∀・)
その後も、私の竿にも社長の竿にもアタリ連発!
続々とヒイラギ祭りです(∩´∀`)∩ ・・・ _| ̄|○
こ、これはちょっと写真映えする魚釣らないと帰れませんよ社長!!( ̄▽ ̄;)
そんな中、取材に同伴させていた私の息子が見事釣り上げてくれました!
「キス」です!!
キス (wikipediaより) | |
キス(鱚、鼠頭魚)は、スズキ目スズキ亜目キス科(学名:Sillaginidae)に所属する魚類の総称である。 あるいは、シロギス(Sillago japonica、分類によってはSillago sihama)の異称、あるいはシロギスがキスの異称ともされる。 キス科には、ホシギス・アオギスなど、沿岸の浅い海で暮らす種類を中心に5属約33種が記載されている。キス類の多くは食用に利用されるほか、釣りの対象としても人気が高い。 |
ちょっと小ぶりですが天ぷらにしたら美味しそうですよ♪
その後も社長と私の竿には「ヒイラギ」しか掛からず・・・_| ̄|○
ちょっと今日は日が悪かったみたいですね( ̄▽ ̄;)
漁協の方からもお話しをお聞きしたかったものですから、キスも釣れましたし(w)13時頃に帰りの船を呼んで帰港です。
自分の好きなタイミングで帰りを呼べるのも便利ですね。
船頭さんは漁協の方なんですけれど、長年この仕事をしてらっしゃるせいか、日焼けしていて渋いです!
長年漁師の方を相手にお仕事をされている方ですから、ちょっとぶっきらぼうなのも「味」です(笑)
その後、他にも帰港された方に伺いましたが、50cm・40cm・35cm(2枚)と、1人で4枚の黒鯛を釣り上げている方もいらっしゃいました!
ヒイラギしかいない海じゃなかったんですね・・・_| ̄|○
防波堤の横には橋を歩いて渡れる、海に浮かばせた釣り堀もあって、こちらは鯵(アジ)や真鯛(マダイ)なんかを放流してありますから確実に釣れます。
天気も良かったのでお子さん連れのファミリーや、若いカップルも見受けられました。
釣った後は活け〆にしてくれるので鮮度を保ったまま持ち帰ることができます。
昼から天気にも恵まれたので、10月も半ばだというのに、しっかり日焼けをしてしまいました。
女性やお子さんは、日焼け対策もしっかりされて行かれた方がいいと思いますよ!(`・ω・)b
後日、社長がヒイラギを南蛮漬けにして、会社に持ってきてくれました。
ヒイラギって食べたことなかったんですけれど、なかなかどうしてどうして美味しかったです!
次回は個人的にお伺いしてキスいっぱい釣りますよー!!ヽ(`Д´)ノ
富浦漁協イカダ/カセ釣り
イカダ釣りは黒鯛以外の釣りを禁止している場所もありますが、
ここは混雑していなければサビキ釣りなどもできます。
湾口にあるイカダは潮通しが良いため、魚の引きが強く、針を延ばされてしまう事があります。
水深は筏によって異なりますが8mから15m位です。
魚種別の釣り方
クロダイの釣り方
イカダ釣り(かかり釣り)の仕掛けは非常に単純です。ハリスと道糸の区別はなく、同じ物を使います。
通しの道糸は結び目ができないので細い糸でも大物を釣ることができ、ガイドに結び目が引っかかって
竿を折ることもありません。
道糸に直接釣り針を結び、針から5cm~10cm上にガン玉を付けるだけです。
竿:イカダ竿
糸:フロロカーボン1.5号~2号
針:チヌ針1号~4号
錘:大潮はの日は流れが速いので3Bガン玉を用意したほうが良いでしょう。
エサ:団子釣り用の配合エサ/オキアミ・コーン/下に記載した田仲釣具店にある「海のモエビ」は食いが良いです。
流れが早い場合があるので、配合エサはやや粘りがあるものを使います。
チヌパワーなど粘りのあるエサと海砂を用意しておき、潮の速さによって調節します。
養殖のマダイは普段ペレットをエサにしているので、養殖周りでは配合エサにペレットを混ぜると効果があります。
普通のイカダの釣り方で大丈夫ですが、底から1m位上に浮いていたり、底に這わせる釣り方が有効な場合もあります。
朝一番に団子を付けずに針のエサのみで落とし込む「モーニング釣法」も効果があります。
クロダイが居ればすぐに食ってきます。
カワハギの釣り方
ここはカワハギの魚影が非常に濃い所です。以前に32cmを頭に23cm以上が40匹釣った事があります。
この時は黒鯛が釣れずエサばかり取られるので、カワハギ針を付けエサをイソメにしてダンゴ釣りをやったのですが、
一日中入れ食いでした。船釣り用のカワハギ仕掛けでも釣れますが、ダンゴを付けると警戒心が薄れるようで良く釣れます。
キスの釣り方
足元から水深があるので遠投しなくても釣れます。船釣り用の竿と仕掛けで大丈夫です。
錘は10号~15号
※イカダのロープの位置を確認しないとすぐに根掛かりします。
ヒラメ・マゴチの釣り方
竿下で活魚をエサにします。竿掛けが必要です。時期によってはアカエイの爆釣になってしまいます。
イシダイの釣り方
ここは時々正体不明の大物が掛かりますが、引き具合からイシダイだと思われます。クロダイの仕掛けでは釣れません。
専門に狙っても面白いでしょう。一番沖の筏に渡りカラス貝を2日連続で撒きます。
ボラの釣り方
仕掛は黒鯛と同じです。ただし、ここのボラは非常に引きが強いのでハリスは2号・針は軸が太い物を使います。
エサはオキアミが良く、エサは団子の外に出しておき、ゆっくりと団子を落として行くと勝手に針にかかります。
※ここのボラは美味しいです。刺身や洗いでどうぞ。
以前に「ボラなんて不味くて食えない」という人に寿司屋で黙ってボラを出してみたら
「うまいうまい」と言って2人前食べてしまいました。後で「ボラ」と言ったら無言になってしまいました。
ボラは綺麗な海で釣っても特有の臭いがあります。
皮と内臓に臭いがあるので、捌く時に皮と腹の内側が残らないようにします。
一番重要なポイントは皮と内臓の臭いを刺身に移さないことです。
塩焼きや煮魚は皮が残るので向いていません。
血抜きをして氷と海水と塩をクーラーに入れて持ち帰ってください。
アオリイカの釣り方
一番浅場のイカダが良いです。ヤエンやエギングが良いようです。
筏釣り予約(富浦漁協)
※掲載されている情報が古い場合がございます。電話の際は、「房総タウン」を見たとお伝え下さい。
【固定電話】0470-33-2511
千葉県で筏釣りができるのはここだけです。カセ釣りは勝山に勝山かかり釣りセンターがあり、こちらも良い釣り場です。
【住所】南房総市富浦町多田良1254
【施設】・イカダ(5m✕5m)4基 トイレ付き カセ(船を係留して釣る)も有ります。
【営業時間】5月~9月 7:00~15:30
1~4月及び10~12月は、7:30~14:30
休日:毎週火曜日
※エサ、道具の制限はありません。
回遊魚
クロダイ、スズキ、マダイ、ヒラメ、マゴチ、キス、ボラ、カワハギ、アジ、サバ、メバル、ヘダイ、チダイ、イシダイ、メジナなど
富浦漁協つり掘り(マダイ・アジ)
住所:連絡先は富浦漁協イカダ/カセ釣りと同様です。
こちらは船では渡りません。富浦新港(北ケイセン)横のイケスで釣ります。
対象魚はマダイとアジで買取制です。予約は不要です。
仕掛けの貸し出しもありますが、持ち込みもできます。
海上釣堀 富浦海王
※強風でイカダが壊れたため現在休業中です。
沖の釣堀まで船で行きます。かなりの大物が放流されているので、仕掛は事前に確認してください。
電話:080-3505-7189
住所:千葉県南房総市富浦町多田良1254
予約受付時間:9時~19時
システム:釣り放題/エサは持ち込み自由/釣り竿:3.6m以内
※釣れなかった方はマダイ2匹お持ち帰り
対象魚:マダイ・ブリ・カンパチ・ヒラメ・シマアジなど
富浦 海王の詳細
富浦周辺の釣具店
●マリンスポット釣吉
館山道富浦ICそば。24時間営業で配合エサが安いです
【住所】千葉県南房総市富浦町福澤869−1
※掲載されている情報が古い場合がございます。電話の際は、「房総タウン」を見たとお伝え下さい。
【電話】スマホの場合はここから直接電話できます⇒0470-33-2880
●田仲釣具店
活きモエビがあります。海のモエビです。
富浦の北ケイセン周辺の釣情報に詳しい
【住所】千葉県南房総市富浦町多田良1012-9
※掲載されている情報が古い場合がございます。電話の際は、「房総タウン」を見たとお伝え下さい。
【電話】スマホの場合はここから直接電話できます⇒0470-33-2171
【営業時間】午前4時30分~午後6時30分(夏期午前4時~・冬期午前5時~)
【定休日】元日のみ
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