百姓屋敷じろえむ 隠れ家古民家レストラン

2018年06月09日

百姓屋敷じろえむのランチ

 
南房総市山名の里山の中にある「百姓屋敷じろえむ」は現役の農家が運営する完全予約制の農村レストラン。食材の大半は自家製で、平飼いの有精卵を使ったフワフワの卵焼きが名物。米は自家製の有機米、味噌汁も国産無農薬大豆と自家製麹から作った味噌を使っています。
 
現在はテレビでも度々放映され有名になりましたが、当初3年間は知名度が無く赤字続きだったそうです。店名の「じろえむ」とは代々襲名した「治郎右衛門」の屋号です。
 
このお店はカーナビが無いと来るのに苦労します。道の名前は分かりませんが、この看板が目印で、ここから更に700m程奥に入ります。
 
百姓屋敷じろえむの案内板の画像百姓屋敷じろえむへの道

 
細い農道を進むと茅葺屋根の立派な門が見えてきます。この建物は江戸時代から続く築300年の歴史を誇り、現在まで何度も改築を重ね現在に至るそうです。特に茅葺き屋根の葺き替えはとても高価で、マンションが1棟買える位の金額だそうで、房総地方でもこれだけの大きな茅葺屋根はほとんど残っていません。
 
百姓屋敷じろえむの門の画像
 
レストラン内部は典型的な古民家の造りとなっていて、壁や柱は相当な歴史を感じます。古い本や懐かしい真空管のテレビ、足踏みミシンなどの骨董日もあります。
 
古民家の内部画像古民家の古本

 

おまかせ御膳

 
料理はおまかせ御膳の1種類で、料金は1,500円から500円刻みで3,000円まで。500円ごとに料理が2品ほど増えます。その日に収穫した食材を使うので時期によりメニューが変わります。
 
じろえむのイチオシは自家製の平飼い有精卵を使った卵焼きです。鶏肉も全て自家製でソーセージやささみ、ハンバーグになっています。写真中央の白っぽい和え物は、牛の初乳を使ったカッテージチーズ(牛乳豆腐)のような物で貴重品です。
 
味噌汁は国産無農薬大豆と自家製麹を使った味噌を使っています。
 
百姓屋敷じろえむのおまかせ御膳の画像
 
自慢のお米は、自家製有機栽培米を天日干しにしたものをカマドで炊いています。おひつに入ったご飯はピカピカでとても美味しいご飯です。
 
おひつに入ったご飯の画像
 
今日の天ぷらは、南房総特産のそら豆、よもぎ、あと1つが分かりませんが、野生的な風味です。天ぷらを味噌で食べるのは珍しいですが、かなりイケます。
 
山菜の天ぷらの画像
 
ソーセージと鶏肉はじろえむの庭で飼育した平飼いの鶏です。マヨネーズも自家製有精卵を原料に使っています。
 
自家製鶏肉のソーセージとささみの画像スイーツの画像

 

メニュー 2018年5月現在

 
基本は1,500円(税別)。2品ごとに500円追加となります。定番は玉子焼きと自家製の鶏肉料理で、他は旬の山菜や野菜などで季節によりメニューが変わります。
百姓屋敷じろえむのメニューの画像百姓屋敷じろえむの飲み物メニューの画像

 
庭は広く季節の花が咲いています。
左したの紫色の花は紫蘭で、房総でもポピュラーな蘭です。右側の松に寄生している花はセッコク(石斛)蘭のようです。セッコク蘭は(長生蘭)とも呼ばれ、古くから健胃、消炎などの薬草として使われ園芸品としても人気があるため、野生のものはかなり少なくなってしまったそうです。
 
庭に咲く紫蘭の画像松に寄生するセッコク蘭の画像

 
 

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詳細情報

名称

百姓屋敷じろえむ(ひゃくしょうやしきじろえむ)

住所

〒294-0802 千葉県南房総市山名2011

お問い合わせ先

0470-36-3872

※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。

ホームページ

営業時間

ランチ 10:00~15:00
予約により夕食も可

駐車場

あり

座席数

16席(個室)

アクセス

車:富津館山自動車道「富浦IC」下車 約10km 約20分
電車/バス:JR内房線「館山駅」より日東バス丸線 川谷・細田行き御庄(みしょう)下車、徒歩約15分

備考

【喫煙】全席可
【クレジットカード】使用不可
【貸切】可
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