
四季の海(しきのうみ)
館山市北条の「海の四季」は、北海道から独自ルートで仕入れた海産物を取り扱う完全予約制の小料理店です。
館山・南房総は海に囲まれていて基本は地魚をウリにしているお店は多いのですが、北海道の海産物をメインにしているお店はとても珍しいのです。
看板メニューの厚岸港の弁天牡蠣は一年中の他、4月は北海しまえび、11月は本シシャモ、年末は殻ウニ、イクラなど北海道の海産物が四季を通じて味わえます。
店舗は「館山駅西口」より徒歩3分です。
専用駐車場はありません。店から海方向へ100mほど先に北条海岸駐車場(無料)があります。
今日は渚銀座を徘徊していて中華料理「正龍」の横で「おいしいランチ」の幟を見つけました。店舗前のメニューは「黒ハモ丼定食」と「ロースカツ定食」とあります。
「黒ハモ???」今まで聞いたことがない魚なので食べてみることにしました。


店内はカウンター4席、テーブル10席で小宴会にちょうど良い大きさです。
黒ハモ丼定食
黒ハモ丼定食は、黒ハモのかば焼き丼、味噌汁、アジの南蛮漬け、小鉢、お新香と季節のフルーツ(梨)のセットになっています。
オーナーによると「黒ハモ」の正式名は「イラコアナゴ」というそうで「味は良いのだけど、小骨が多く骨切りが大変面倒」。
この魚、私は聞くのも食べるのも初めてなのですが、東北地方では美味しい魚として親しまれているようです。
詳しい説明は後で書くとして、とりあえず食べてみます。
骨切りがしてありハモの様に見えます。アナゴには色々な種類があり、クロアナゴのようにマアナゴの代用品と思っていました。
実際に食べてみるとマアナゴの蒲焼というより、ほぼウナギのかば焼きです。脂ののり具合、香り、コクなど目隠しをしたら分からいでしょう。
私は、ウナギの代用として、ゴンズイ、ナマズ、イワシ、クロアナゴなど自分で釣った魚で蒲焼を作ってみました。それぞれ美味しいのですが、やっぱりウナギとは違います。
また、豆腐に魚のすり身を混ぜてかば焼き風にしてみましたが、ウナギとは違います。
イラコアナゴは、上記の代用品の中で断トツにウナギに近いです。これは大発見!!、どこかで販売していないでしょうか。
イラコアナゴとは?
私の評価だけでは説得力に乏しいのでぼうすこんにゃくの市場魚貝類図鑑イラコアナゴで調べてみました。
イラコアナゴはウナギ目アナゴ亜目ホラアナゴ科ホラアナゴ亜科ホラアナゴ属。北海道厚岸から日向灘の太平洋側に生息する深海魚。
ウナギ目の魚は全部で900種類以上知られていて、ウナギ亜目、アナゴ亜目、ウツボ亜目などがあり、それぞれ多くの科に分類されています。
この中でイラコアナゴはアナゴ亜目のホラアナゴ科に分類されます。
市場魚貝類図鑑によると、『味の評価は★★★★非常に美味。北海道から東北太平洋側で鮮魚としては一般的。特に「穴子の蒲焼」としてはマアナゴ以上に一般的。鮮魚として食べてもとてもおいしい魚であり、もっと評価が上がってもいい。普通の食用魚だが、丸のまま出合うのが非常に難しい。』とあります。
スイカのスムージー
スムージーはスイカとメロンの2種類。
メニュー
公式Facebookによると、海産物は北海道の厚岸(あっけし)港を中心に標津、釧路などから仕入れているようです。時期により最良のものを仕入れているので料理は季節により変わります。
店舗イチオシは厚岸湖で生産される「弁天牡蠣」のSランク品。これは1年中仕入れられ、生、醤油バター焼き、グラタンで供されます。
また、産卵前の若い鮭「時鮭(ときしらず)」は脂がのっていて格別な味わい。
その他、厚岸産の「大黒サンマ」、「毛がに」、「花咲かに」、「ぼたんえび」、「北海縞えび」、「イクラ」、「本ししゃも」など、北海道の四季の美味いものが勢ぞろい。
Webサイト/SNS
※最新メニューのチェック、お店のフォローは下記より。
【ホームページ】海の四季
【facebook】海の四季|Tateyama-shi Chiba
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
ランチは土曜・日曜のみ
営業時間
ディナー(完全予約制)17:00~
駐車場
100m海側の北条海岸市営駐車場(無料)を利用
座席数
テーブル10席