鯛あら汁・おにぎり吉 （Kichi）

吉（きち）

館山市北条の「吉」は、2024年8月8日オープンのおにぎりと鯛あら汁の店です。
 
おにぎり専門店については10年ほど前からずっと興味を持っていて、千葉県内のおにぎり専門店を探し続けていました。
ところが、千葉県南部には木更津市に「おにぎり屋 結丸」と「１分おむすび」、いすみ市に「おにぎらず専門店 美ら屋」にあるのみで、
南房総（館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町）には１件も見当たりません。
 
私が調べたところによると、「吉」は2024年現在、南房総地域で唯一のおにぎり専門店です。
 
店舗は館山駅東口のロータリー前、郵便局の隣です。専用駐車場はありませんが、車は館山駅隣の南房タクシー駐車場に停められます（下の写真）

提携駐車場に車を停める際には、コンテナハウスの受付で停める位置を確認して駐車券を受け取ってください。
お店で会計の際に駐車券を提示しスタンプを押してもらうと１時間無料になります。

※ロータリー内に停めると駐車違反の切符を切られます

【駐車券】

【駐車券のスタンプ】

この建物は元不動産店をリノベーションしたものです。オープン初日ということもあり、店舗前にが行列ができています。

１階は販売コーナー、２階はイートインスペースとなっています。

テイクアウトのおにぎり

おにぎりを全種類をテイクアウト用として、イートインスペースで食べてみました。
追加で「自家製豆腐」と「冷鯛汁」を注文。
海苔は写真を撮影するまで時間が経ってしまったので、ご飯に馴染んでしっとりとしてしまいました。
 
ところで皆さん、おにぎりの海苔は「パリパリ」と「しっとり」したのとどちらがお好みでしょうか？
私はどちらでもOk。特に気にしません。
 
今日のおにぎりは、オーソドックスな梅、こんぶ、おかか、鮭の他に、鯛ほぐしマヨ、卵黄、鶏そぼろの７種類。
 
ご飯は温かで美味しくふんわりと握られ、具の量も申し分ありません。
特に気に入ったのが卵黄と鯛ほぐしマヨ。卵黄は玉子の黄身を醤油漬けにしたものがトッピングしてあり、更に中に卵黄が入っています。

冷鯛汁（つめたいじる）

鯛のあらじるは冷と温の２種類。梅雨が明けてから猛烈に暑い日が続いているので、迷わず冷を注文。
味噌汁の中には鯛のほぐし身とキュウリが入っています。キュウリが入ることで清涼感が倍増します。
 
味は房州の郷土料理「水なます」に似ています。「水なます」は、冷たい味噌汁にナメロウや刺身を入れ、キュウリ、ミョウガ、シソなどを入れた夏にピッタリの一品です。

鯛あら汁セット

鯛のあら汁（温）は単品、ご飯セット、鯛出汁おでん二種セットの３種類。下の写真はご飯セットです。
メインのあら汁は鯛カブトの旨味が存分に味わえます。鯛はお椀の底に沈んでしまいましたが肉はたっぷりと入っています。
 
特に目玉の周りのゼラチン質の部分はイクラのような旨味があります。
そして、白米が美味い！　ちょっと説明が難しいのですが、粒々感がはっきりしているように感じます。
 
おにぎり屋にとって米は命です。この米は鴨川市の長狭米のふさおとめ（新米）を使用。ふさおとめの特徴は粒が大きく艶があり、粘りは少な目めでベタついた感じがありません。

メニュー

※価格、メニューは2024年11月時点のものです。今後変更になる可能性がありますので、参考情報としてご覧ください。