賀茂神社(カモジンジャ)
【祭神】別雷命(わけいかづちのみこと)
【祭礼】12月31日賀茂神社大火祭、8月1日、2日賀茂の八朔祭り
【由緒】(参考文献:丸山町史)
文久元年(1861年)日運寺第二十四世真乗院日翁の記した「賀茂神社略縁起」によると、現在の社地に夜になると満月のような光を発するものが現れた。村人たちは恐れ足を踏み入れる者がいなかったが、ある日村長が杉山に入ってみるとその光が消え、一人の老翁が現れた。その老翁は、「私は賀茂の神である。ここに神座を定め、天地長久、五穀豊穣を守護するであろう」と告げ、翌日再びその場所に行ってみると、三寸位の赤木の神像が立っていた。早速村人たちと相談して、和銅五年(712年)神殿を造営した。
明治四十五年三月十五日には加茂村草分十八社の御神体を賀茂神社に合祀することとなり、合祀記念祭が奉行された。以後毎年三月十五日には合祀記念祭が行われるようになった。
本殿は天正2年(1574年)の創建と伝えられ、昭和46年(1981)に解体修理が行われ千葉県の有形文化財に指定されています。
鳥居
この形の鳥居は大変珍しいそうです。鳥居には多くの種類がありますが、地面と平行の柱は笠木と貫の2本が普通です。ところが賀茂神社の鳥居は貫がありません。色々なサイトで調べてみましたが、この鳥居の形はどこにも紹介されていません。建立は昭和八年(1933年)で平成四年八月一日修復とあります。
拝殿
形はシンプルで彫刻などはありませんが、安房地方の神社としては大型のものです。
狛犬
手水石は文化十四年(1817年)製です。
八朔祭り
毎年8月1日・8月2日に開催される加茂神社の八朔祭りでは「加茂の花踊」と「加茂の三番叟」が奉納されます。
「加茂の三番叟」は「倭の舞」とも呼ばれていて千歳・翁・三番叟の3役の少年によって演じられます。
この「加茂の花踊」と「加茂の三番叟」は千葉県指定無形民俗文化財です。
房総タウン八朔祭の様子
賀茂神社大火祭 南房総市指定文化財
毎年大晦日の夜に三メートル程の高さに生木を積み上げ深夜に点火して歳神様のお降りを仰ぎ神域はもちろん、
部落を清め、悪霊を払い、心木の燃えて倒れる方向を吉方とします。
房総タウン大火祭の動画
千葉県ホームページ賀茂神社本殿
千葉県ホームページ加茂の三番叟
千葉県ホームページ加茂の花踊
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