賀茂神社の八朔祭り(千葉県無形民俗文化財)
毎年8月1日と8月2日の両日、南房総市の賀茂神社で八朔祭りが開催されます。(八朔とは八月朔日の略で旧暦の8月1日のことです)八朔祭りでは「三番叟」と「花踊り」が奉納され、この2つは千葉県の無形民俗文化財に指定されています。
賀茂神社の本殿
建立は安土桃山時代。勝浦城主「正木大膳」の寄進による建物です。一間社流造で中世末期の特色がうかがえます。
本殿は昭和42年3月7日に千葉県有形文化財(建造物)に指定されました。
三番叟奉納の前には式典が行われます。
三番叟(さんばそう)
加茂の三番叟は地域の少年たちによって演じられます。千歳(せんざい)・翁・三番叟の3人の他に、お囃子も少年が
演奏するのが加茂の三番叟の特徴です。通常は15:00位に境内にある舞台で上演されますが、2016年は雨模様だったので本殿で上演されました。
花踊り
花踊は「八乙女舞」とも呼ばれ、巫女姿の少女8人が扇や手籠、手拭、紙の花などを持って踊ります。
年々踊り手が減っていて、今年は5人で演じられました。
一番最初は扇を持って踊ります。
次は手籠。その次は手拭です。
最後は飾りの付いた棒を持って踊ります。
最後に深々とお辞儀をして終了です。
お辞儀をした後、1人の少女が「はぁーーー」と笑顔で深いため息をつきました。
その姿かかわいらしく面白かったので、観客から大きな笑いと拍手が沸き起こりました。
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