

不動岩(ふどういわ)
国道127号線、富津市金谷と鋸山ロープーウェー乗り場の間に海に突き出た大きな岩と神社のような社があります。ここは長い間気になっていたので、行ってみることにしました。
この場所は駐車場がないので、400mほど館山寄りの喫茶店「岬カフェ」周辺に車を停めて歩かなければなりません。
岬カフェは映画「ふしぎな岬の物語」の舞台となったカフェです。カフェのある明鐘岬から不動岩までの間は内房有数の景勝地であり、SNS映えするスポットとして有名です。
中央の大きな岩が不動岩、左の建物が不動堂です。
不動岩はずっと立ち入り禁止だと思っていましたが、実際は立ち入り禁止ではありません。売地の看板の少し先が入口です。この土地は元ドライブインがあり海と富士山を見下ろす一等地です。
売地の下の細い坂道を降りるとコンクリートで固められた窪地があります。ここは元造船所があった場所です。
右手に見えるのが不動堂。ここでは仮に不動堂と呼んでいますが、お堂なのか、お寺なのか、神社なのか?。
インターネットや本で調べてみましたが全然わかりません。富津市史をくまなく調べてみましたが手がかりが見つかりません。富津市史は通史編1冊、資料編2冊の構成で大枚をはたいて購入したのですが、神社、寺院、文化財等の情報がほとんど記述されていないので本棚の肥やしとなっています。
【名称】不明
【祭神】不明
【祭礼】不明
【本尊】不動明王?
【宗派】不明
【由緒・沿革・創建】不明
手前に鳥居があるので神社なのでしょうか?しかし、不動明王を祀ってあるとしたらお寺です。
これほど目立つ場所にありながら、名称すらわからないのは初めてです。どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけると幸いです。
お礼にあなたのお店を無料で掲載いたします。
入力フォーム
鳥居は明神鳥居、年代は不明で額束に何も記載されていません。
鳥居より先は緩い立ち入り禁止となっていますが、自己責任で入ってみます。
正面には7基の石仏が祀られています。不動明王のようにも見えますが、そうでないようにも見えます。とにかく風化が激しくわかりません。当然、文字なども見えません。
こちらが明鐘岬方面。浅い磯が連続しています。
正面は絶景です。対岸は三浦半島。雲がなければ富士山がはっきり見えます。
お堂下は大岩が連続して釣りには絶好のさらし(白い泡)が出ています。しかし、周辺は浅くハエ根が多いので釣りの有名ポイントではありません。