出世不動尊(しゅっせふどうそん)
鴨川市江見の歴史的土木遺産として知られている山生橋梁(やもうめきょうりょう)を撮影中に対岸の山の中腹に神社らしきものを発見。見晴らしがよさそうなので後日撮影にやってきました。
ここへ行くにはちょっと説明が難しいです。道の駅鴨川オーシャンパークの前の道を・・・といっても言葉では説明できないのでgooglemapを見てください。
駐車場はないので、少し離れた道路の広い部分に路上駐車します。不動尊入口の広くなった部分はアパートの入口なので駐車しないでください。
下の写真が参道入口です。ここへ来る前に色々な本で下調べをしましたが、「江見のあゆみ」にも「鴨川市史」にも全く記載されていません。
石灯籠には出世不動尊とあります。見かけは神社に見えますが不動尊とは何なのでしょうか?お寺なのか神社なのか?
ウィキペディアによると
不動尊(不動明王)とは
大日如来の化身ともいわれ、五大明王の中心となる明王。日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されている。とあるのでお寺だとわかります。
しかし、お寺と言われても納得できない部分があります。南房総には沢山不動、風早不動尊、波切不動などいくつかの不動尊がありますが、これらの多くが神社に似た造りでお墓がありません。これはたまたまそうなっただけなのでしょうか?
手水舎
創建は不明ですが、それほど古くはなさそうです。
手水石
初めて見る形の手水石です。年代は刻まれていません。
本堂
お寺なので本堂と呼んでいいのでしょうか。それとも不動堂なのか。
小さいけれど鶴や不動明王の天井画があります。
境内は高台にあり海が一望できます。
電車のレールが山生橋梁。車が通る道が房州大橋です。