白浜屋本店(しらはまやほんてん)
館山市北条の「白浜屋本店」は創業が大正8年(1919年)なので、今年(2020年)で101周年。館山市でも三本の指に入る老舗です。
店舗は住宅街の中にあり初めての方には分かりづらいと思いますが、和田眼科医院や鮮魚店の近くです。
駐車場は店舗左隣とかしわや駐車場の隣りの2ヶ所。(店舗入口のシューケースの中に駐車場案内があります)
現在の店主は四代目で東京の向島の懐石料理店で修行を積み、館山に戻りお店を継いだとのこと。寿司、うなぎ、天ぷら、会席料理の店として知られています。
店内はカウンター6席、小上がり6席と個室の宴会場30席です。
その日のおすすめはカウンター正面の白板に書いてあります。ちなみに、今日のおすすめは栄螺(サザエ)、勘八(かんぱち)、鱸(すずき)、鰆(さわら)の昆布〆、薄刃(うすば)ハギなど。ウスバハギはカワハギに近い白身の魚です。
房州寿司
白浜屋本店の特徴は、通常の江戸前寿司の2倍~3倍の大きさの房州寿司です。(注文時に大きさを聞かれ、小さなにぎりに換えることもできます)房州寿司は田舎寿司とも呼ばれ、どうしてこのような大きさになったのか文献などは残っていないようでルーツははっきりしていません。漁師が船の上で食べる際、小さくにぎると面倒だからとか、家庭料理として小さくにぎると面倒だったなどの説はありますが、江戸時代の江戸前寿司のにぎりは現在の2倍~4倍の大きさであったと言われているので、房州寿司は江戸時代から変わっていないのかも知れません。
現在館山市・南房総市で房州寿司を出すお店は、そう多くはありません。私が知っているのは、白浜屋本店と、白浜屋のすぐ近くの鮨匠 なか川、船形の茂八寿司の3店のみです。
竹寿司
地魚寿司(にぎり)は松(あわび入り地魚8貫)、竹(地魚8貫)、ランチ(地魚6貫)の3種類。寿司には小鉢と吸い物が付きます。
今日は松を注文したのですが、あわびが無いということで竹を注文。江戸前の大きさで8貫だと、ほとんどの男性は物足りないと感じるでしょうが、房州寿司だと男性でも満腹になります。にぎりは大きく箸で持つとずっしりと重いので手で食べる方が良いでしょう。一口で食べるのが大変な大きさです。
その日のネタは紙に書いてもらえます。本日のネタは、上段左から厚焼き玉子、カンパチ、サワラの昆布〆(炙り)、サザエの軍艦、下段左からアジ、ソーダガツオ、スズキ、キンメです。
今日の小鉢は房州特産品の菜花のおひたし。南房総地域は菜花の生産量が日本一で県の花となっています。まだ1月だと言うのに温暖な房州ではあちこちで菜花が咲いています。
こちらは別注文の「はばのり」。房州では正月の雑煮に欠かせない食材です。1人前だと量が多いので隣りのお客さんと半分づつ注文しました。
メニュー
※メニュー・料金は2020年1月時点のものです。
<地魚寿司(にぎり)>
※房州寿司は小さめのにぎりに変更できます
※にぎりには小鉢と吸い物が付きます
■松にぎり
■竹にぎり
■あわび入りランチ
■ランチ
<地魚寿司(ちらし)>
チラシ寿司は特選、上、中、並、のり玉の5種類、料金(税抜き)は2,600円~860円とリーズナブルです
<定食>
※定食はご飯、お椀、小鉢、お新香付き
■房州定食
■さざ波定食
■蒲焼定食
■刺身定食
<一品料理・その他>
■うな重/蒲焼
■丼物(天丼、うに、ネギトロ、イクラ)
■いか塩辛
■かじき塩辛
■大正海老塩焼
■さざえつぼ焼き
■くじらのたれ
■ぶりかま塩焼
■刺身盛合せ
■金目かぶと煮
■さつま揚げ
■たこ唐揚
■天婦羅盛合せ
■おまかせ料理
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
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お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
営業時間
夜 17:00~20:30(L.O 20:30)
※21:00閉店
駐車場
座席数
個室宴会場あり(30名)
アクセス
備考
【クレジットカード】使用不可
【喫煙】全席可