大行寺(だいぎょうじ)
大行寺は保田駅裏の日蓮宗の寺院です。本堂欄間には浪の伊八の龍の彫刻があります。
【宗派】日蓮宗
【山号】円融山
【本尊】十界勧請の曼荼羅
【由緒】(参考文献:鋸南町史)
応永十六年(1409年)十一月妙本寺第二代日伝上人の開基、本尊の外に本尊の外に宗祖および派祖の御影を備えています。昭和十六年大戦下国策勧奨により、三派(日蓮宗、本門家、顕本法華宗)合同、以来本門宗を日蓮宗に改宗しました。日伝上人は祖父の南条時光公の戒名「大行尊儀」にちなみ大行寺と名づけられたのか。現在の本堂は文政五年(1822年)の再建、昭和十二年に庫裡を新築し、三十七年本堂を瓦葺に改修。境内の七面大明神を祀る小社は明治初期磯辺神社創建の際、その祭祀(さいし)の石宮を移したもので、昭和五年雨屋を施したが損傷が激しいため昭和三十七年十二月銅板葺の小社を再建しました。
東京美術学校(現東京藝術大学)長であった「正木直彦」は明治末期から十ヶ年間毎年大行寺に滞在、保田町の史跡美術品をくまなく調査。石田石翁の事跡が世に広く紹介されたのもこの機縁によるものです。大行寺の珍蔵の紺紙金泥の法華経の一部は先生の寄贈です。
その後、大正中期に警視総監「安楽兼道」も夏をこの寺で過ごしました。俳人の「小林一茶」も文化のころこの寺に泊まり短冊を残しています。
「身の上の鐘と志りつつ夕涼み 一茶」
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