gallery&cafe 船形倉庫(ギャラリーアンドカフェ フナカタソウコ)
館山市船形の「ギャラリー&カフェ 船形倉庫」は築99年の房州石の倉庫をリノベーションしたカフェ&ギャラリーで、店内には南房総の風景を愛し描き続けた画家「溝口七生(かずお)」さんの作品が展示されています。
店舗は船形港前、ほかほか弁当館山店の隣です。
一見店舗がどこなのかわからないように見えますが、オープンテラスの奥の石の建物が店舗です。
オープンテラスはペットOK。建物左側が入口です。
外側は地味ですが、店内は別世界。
手前の部屋はギャラリーとなっていて、溝口七生さんの絵画が展示販売(非売品あり)されています。
溝口七生(かずお)略歴
(店内の案内より)
昭和11年(1936年)7月2日東京都神田生まれ
1956年 東京学芸大学大学教育学科国語専攻科に入学し1960年同大学卒業
同年東京都大田区岩井養護学園(千葉県富山町)の教論となる。
1965年 第13回光陽会展に初出品、入選
1972年 第15回安井賞展に「廃船」が入選
1973年 館山美術会(現安房美術会)に出品を始める
1975年 第23回光陽会出品作「高原の樹々」
1976年 第19回安井賞展に入選、第28回千葉県展に「曲がった樹」が入選
1978年 千葉県出品作「壊された丘」が県知事賞を受賞
1979年 飯田画廊(銀座)にて個展開催
1980年 第28回光陽会出品作「壊された丘」が文部大臣賞を受賞
※以降、飯田画廊、ギャラリーザンボアなどのギャラリーや大丸、京王、そごう、小田急などのデパートで個展開催多数
1994年 教員を退職、光陽会を退会
1997年 第9回「平和を願う美術展」に出品、平和を願う千葉県美術家の会に入会
1998年 生活の友より「溝口七生画集」出版
2013年 金谷美術館(現公益財団法人鋸山美術館)の&OCEAN展にて、東山魁夷、千住博らと共に作品が展示される
2015年 第65回千葉県出品作「砂の記憶」が県展賞を受賞
2019年10月2日 永眠
溝口七生オンライン個展溝口七生(みぞぐちかずお) – Kazuo Mizoguchi Museum
船形倉庫について
船形倉庫は令和元年(2019年)に亡くなった溝口さんの3人の娘さんが中心となって2022年4月11日にオープン。生前の溝口さんが自身のギャラリーを残すことを望んでおり、長女の笹生かおりさんが房州石できたこの倉庫と出会い、家族でこの物件の購入を決めたといいます。
房総石ででできたこの建物は元ガスタンドの倉庫として使用されており、築100年といわれています。房州石の壁や梁は、できる限りそのままの状態を活かし、改装は厨房や照明など必要最小限にとどめたといいます。
房総にもオシャレなカフェは数多くありますが、普通の人がこの物件に出会っても、ギャラリーやカフェに利用しようなどとは思いもよらないとはずです。
凡人なら解体して新しい建物を建ててしまうでしょう。
外は蔦だらけ、壁は石できており窓は一つもなく中は暗いのですが、照明の色、展示されている絵画、房州石の風合いなどで温かみを感じる店内となっています。あの古い倉庫がこれほど劇的に変わるとは本当に驚きです。
奥の部屋がイートインスペースとなっています。
溝口七生作品集
溝口七生作品集は店内で購入することができます。
チリビーンズ(タコスチップ添え)
フムスベーコンのベーグル
写真左下がチリビーンズでタコスチップが添えられています。
写真右下がフムスベーコンのベーグルです。
プリンとブルーベリーのマフィン
私はこのプリンを食べていませんが、同行者は絶賛していいました。オーナーは色々な店のプリンを食べ歩きプリンの味を決めたといいます。
なお、これらのスイーツはテイクアウトで購入することもできます。
メニュー
※メニューは2022年4月時点のものです。参考情報としてご覧ください。
【Facebook】船形倉庫
【Instagran】https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/funakatasoko/
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
ホームページ
定休日
詳しくは、ホームページの営業日カレンダーを参照
営業時間
駐車場
座席数
屋外テラス席 8席
アクセス
・館山自動車道路「富浦IC」より 約1.7km 車で約6分