木琴堂(もっきんどう)
富津市鶴岡の「木琴堂」は、とても珍しい予約制ラーメン店。営業は木曜、金曜、土曜のみであり、店名の「もっきんどう」はここから命名されました。
予約制となっているのは、コロナ対策のためではなく、開店当初にお客様が一度に来店すると対応できないかもしれないというのが理由だそうです。現在は前々日の予約が1/3、当日の予約が1/3、飛び込みが1/3位の割合で、基本的には電話予約制です。ただし、予約なしでも空いていれば入店できるそうです。
オープンは2021年5月13日。私が木琴堂の存在を知ったのはオープン翌年の1月、南房総市観光協会の方に教えていただきました。すぐにでも行ってみたかったのですが、コロナまん延防止期間中のため休業中で来店したのは3月4日になってしまいました。
店舗は国道127号線から海側へ150mほど。左下の写真の小さな看板が目印です。
国道127号線の看板から数十m先に右下の写真の看板がありますが、ここは駐車場ではありません。お店はここから20m先の左側です。
周囲は田園里山に囲まれ秘境系、隠れ家的雰囲気のお店です。
この切り通しの先が店舗です。車は店舗前に6台ほど停められます。
庭は広く綺麗に整備されています。
店内は落ち着いた純和風の雰囲気。テーブル8席、座敷4席とオープンテラスが6席。テーブルはアクリル板で仕切られコロナ対策もしっかりとしています。(店に入る前に検温があります)
店内中央には神棚があり古民家の様にも見えますが、昭和初期の建物だそうです。ラーメン店というと食べたらすぐに店を出るという雰囲気ですが、ここは歴史のある料亭や旅館のような雰囲気がありそのまま宿泊したくなります。
ラーメンメニューは竹岡式のみと至ってシンプル。竹岡ラーメンと言えば、梅乃屋と鈴屋が有名ですが、両店はスープ、麺、具それぞれに違いがあり、元祖と言われる両店が違うのですから、竹岡式についてはっきりと定義付けをすることはできません。また、定義付けをすることに意味があるとも思いません。ただ、スープの色は黒く醤油の風味が際立っていることは全部の店に共通しています。
※両店の違いについては鈴屋をご覧ください。
木琴堂のラーメンは、醤油は富津の老舗宮醤油、水は名水で名高い古船浅間神社の御神水、麺は都一の乾麺、海苔は富津産。
スープはダシはとらず、チャーシューの煮汁をお湯で割ったもの。つまり、梅乃屋と同じです。
Bセット
Bセットは木琴堂ラーメン+ミニチャーシュー丼+ミニデザート。これで950円なのでかなり高コスパです。
ミニチャーシュー丼はタレが付いてきますが、チャーシューにしっかり味が付いているので、最初はそのまま食べてみてください。そういえばタレを使わずに完食してしまいましたが、味をみてみればよかったと思います。
デザートのキンカンの煮物はフルーツ感たっぷりで、甘過ぎずほのかな苦みがあり完璧な味です。
黒いスープは竹岡ラーメンの最大の特徴。具は大きなチャーシュー2枚、煮玉子、メンマ、ナルト、菜花、刻み玉ねぎ。
チャーシューは厚みがあり食感がしっかりしたタイプ。中に味が染み込んでいます。
スープを飲むと醤油の香ばしい香りが鼻へ抜けます。これぞ竹岡ラーメンという感じのスープです。
具はチャーシュー、刻み玉ねぎ(生)、メンマ、ナルト、味玉、焼き海苔。
麺は、梅乃屋と同じ都一の乾麺。乾麺の特徴はスープが麺に染み込んでいること。生麺とは違った良さがあります。
テイクアウト
テイクアウトは中にレシピが入っているので、お店の味が簡単に再現できます。
メニュー
※メニュー・価格は2023年6月時点のものです。参考情報としてご覧ください。
■木琴堂ラーメン
■木琴堂ラーメン(チャーシュー)
■Aセット
木琴堂ラーメン+ライス
■Bセット
木琴堂ラーメン+ミニチャーシュー丼
■Cセット
木琴堂ラーメン+たこ飯
Webサイト/SNS
【ホームページ】https://mokkindou.wixsite.com/ramen
【Twitter】https://twitter.com/mokkindou22
【Instagram】https://www.instagram.com/mokkindo_ramen/
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
営業時間
駐車場
店舗前に6台
座席数
座敷4席
オープンテラス6席
アクセス
・車 館山自動車道路「富津中央IC」より約1.2km 車で約3分
備考
・全席禁煙