和風料理宮島 湊本店
富津市海良(かいら)の「宮島」は、湊川沿いの風流な雰囲気の和食店。店名に「湊本店」とあるのは、以前は「宮島 君津店」があったからです。
君津店は2021年に閉店して、現在はこの湊本店のみです。
このお店があることは数年前から知っていましたが、店構えが料亭や割烹のような雰囲気で少人数で入る店ではないという思い込みがありました。
今日は近くの天羽マリーンヒルズでドローン撮影の仕事があり、待ち時間の間に宮島のことを調べてみると、日替わりランチがリーズナブル(990円)で雰囲気や味を含めた総合評価が高いとが分かったので食べてみることにしました。
店舗は「上総湊駅」より徒歩約15分、館山自動車道路「富津竹岡IC」から車で約6分。
国道127号線の湊川に架かる「湊橋」の一つ上流の「湊橋(同名)」のたもとにあります。
湊川は富津市の豊岡付近を水源とし途中、戸面原ダムを経由し上総湊港へ注ぐ2級河川。宮島周辺では、ハゼ、アユ、スズキ、ウナギなどが釣れます。
駐車場は広く20台ほど停められます。川沿いの純和風の建物は広く大人数の法事などにも対応できます。
店内はカウンター、テーブル、個室があり、川沿いの部屋は川と庭園を見下ろす特等席です。
ランチメニューの価格帯は税込み990円~1,650円とこの雰囲気としてはお手頃な価格です。
今日は「松セット」と「はかりめ重」を食べてみました。アサリ、ホタテ、カニの釜飯も大変気になります。
松セット
松セットは、天ぷら、刺身、小鉢、ご飯、味噌汁、デザートのセットです。
今日の刺身は、中トロ、ワラサ、サワラの3種。鮮度も申し分ありません。
天ぷらはエビ、白身魚、野菜3種類。この中で白身魚はとても珍しいネタです。皆さんは天ダネの白身魚というと何を思い浮かべますか?
私は「1.キス」、「2.ハゼ」、「3.ネズミゴチ」、「4.ギンポ」、「5.アナゴ」などで、正解はこの中にあります。
正解は「3.ネズミゴチ」。この魚はキス釣りの外道としてお馴染みなのですが、最近は数が減っていて、魚屋で売っているのを見かけたことはありません。
また、房総の飲食店で提供しているのを見たのは2件目です。
ネズミゴチは、ハゼを上から押しつぶしたような形で、「メゴチ」、「ネズッポ」、「ノドグサリ」などとも呼ばれています。
インターネットの市場魚貝類図鑑ネズミゴチによると、『非常に美味、古くから天ぷらの定番。最近は漁獲量が減り高値が続き大型は超高級魚となりつつある』となっています。
皆さんも宮島に来たなら是非天ぷらを食べてみてください。ネズミゴチが入っていたらラッキーです。
羊羹も一仕事してあります。中には柚子が入り後味がスッキリしています。
はかりめ重
はかりめとは、穴子の事。江戸前(東京湾奥)の穴子は昔から脂がのり身がふんわりしていることから、現在でも富津の名物です。
この焼き色、艶を見てください。ふんわり感がありウナギとは違った味わい。穴子の下にあるキュウリがとてもいい仕事をしていて、瑞々しさと清涼感を加えています。
ランチメニュー
※下の写真の価格・メニューは2024年12月時点のものです。最新メニューは公式ホームページをご確認ください。
公式Webサイト/SNS
【ホームページ】和風料理 宮島
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
年末年始
営業時間
ディナー 16:30~21:00
駐車場
座席数
法事、宴会用個室あり
アクセス
【車】館山自動車道路「富津竹岡IC」より約4.7km 車で約6分
「富津中央IC」より約5.5km 車で約8分