みねおかいきいき館
「みねおかいきいき館」は、日本酪農の発祥の地である千葉県酪農の里 嶺岡牧場の敷地内にあります。
名物はソフトクリームとじねんじょ丼。農業体験や酪農体験も用意されています。
南房総でおいしいソフトクリームはどこ?と聞くと多くの人が「嶺岡牧場」、「木村ピーナッツ(キムピー)のピーナツソフト」という答えが返ってきます。本当にそんなに違うのか? 実際に食べてみました。
前を流れる丸山川では水遊びができます。石をひっくり返すとたくさんの小魚が見えます。ハゼ科の魚のようですが、ハゼ科は種類が多く名前はわかりません。ここには、サワガニやザリガニなども居ます。
今年(2020年)は例年にないくらい暖冬で2月中旬くらいから桜が咲いています。2月に咲く寒緋桜という種類もありますが、それにしてもあちこちで咲いています。
館内はテーブル16席、小上がり(座敷)8席です。
それでは名物のソフトクリームを食べてみます。一口食べてみるとミルクの香りが口いっぱいに広がりとても濃厚!飴でミルキーというのがありますが、あれに似た味です。
工場で大量生産されるソフトクリームとはコクが全然違います。実際にこれほど違うとは思ってもみませんでした。
牧場の牛乳やソフトクリームはどうしておいしく感じるのでしょう?気分的なものなのでしょうか?
いいえ気分的なものではありません。それは牧場というより「ホモジナイズ」「低温殺菌」がポイントで、この工程により牛乳の風味が損なわれてしまうのです。
ホモジナイズとは、消化吸収を助け、脂肪分の分離を防ぐ目的で牛乳の細胞を細かく砕き均質化することです。ホモジナイズをしていない「ノンホモ牛乳」はたまにデパートなどでも販売されています。しかし、ノンホモ牛乳は時間経過により脂肪分が分離したり、お腹を壊しやすいなどの欠点があるので一般に販売する場合はホモジナイズをするのです。
牛乳を販売する場合は殺菌をすることが義務づけられています。牛乳の殺菌方法は大きく分けると高温殺菌と低温殺菌の2種類があります。高温殺菌は高温で短時間で殺菌するので大量生産に向いています。一方低温殺菌は65度前後の温度でゆっくりと殺菌します。低温殺菌の牛乳は牛乳本来の風味と甘味が残されていて美味しいのですが、製造コストがかかるので、高温殺菌の牛乳の2倍位の値段となります。
ソフトクリームを食べにきたときに見つけたのが「じねんじょ丼 美味!!」の黄色い貼り紙。
これはとても魅力的!!。すぐにでも食べたかったのですが、ここへ来る前に焼きそばとピザを食べているので仕方なくあきらめました。家に帰ってもずっと「じねんじょ丼」のことが頭を離れず、結局翌日に食べにきました。
それで出てきたのがコレ。想像していたのとは違いビジュアル的にもイイです。
ご飯の上にすりおろした自然薯、鶏そぼろ、ネギが乗っていて出汁?が入っています。
じねんじょ(自然薯)とはヤマノイモのことで直径2cm長さ1m位の細長い芋です。よく専用シャベルを持って山に堀りに行きました。とても細いので油断をするとすぐに折れてしまい、掘り出すのに1時間以上かかる時もあります。道の駅や直売所などで販売されているものは非常に高価で1本2,000円から3,000円位の高級芋なので買ったことはありません。スーパーで売っている長芋に比べ粘りが強く味も濃いです。長芋は柔らかくミキサーなどの機械で簡単にすりおろせますが、自然薯は粘りが強くミキサーが回らなくなってしまいます。すり鉢で鰹と昆布出汁を加えながら時間をかけてすりおろします。
じねんじょ丼
じねんじょ丼はよくかき混ぜて食べます。鶏そぼろと相性がよく素朴でとてもイイ味を出しています。
嶺岡牧場の牛乳も販売されています。確か300円以上と高価だったと思いますが、低温殺菌で牛乳の風味と甘味が強くオススメの牛乳です。
地元「大井里米営農グループ」の新米こしひかり。
メニュー
※メニュー・料金は2020年2月時点のものです。
- 炊込みご飯
- とろろそば(じねんじょ使用)
- かき揚げうどん
- かき揚げそば
- かき揚げうどん炊込みご飯セット
- かき揚げそば炊込みご飯セット
- じねんじょ丼
- お持ち帰り炊込みご飯弁当
- ソフトクリーム
- 低温殺菌牛乳
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
営業時間
駐車場
座席数
小上がり(座敷)8席