白浜町磯笛公園のシロウリガイ化石露頭(かせきろうとう)
南房総市白浜町の磯笛公園下の海岸では、千葉県天然記念物に指定されている「シロウリガイの化石」を観察することができます。
化石の採取は禁止されています
この海岸にある化石は300万年~350万年前の千倉層白間津層と呼ばれ、この地層の中に3cm~4cmほどの化石が点在しています。通常1,000m前後の水深に生息するシロウリガイがこの海岸に見られるのは、日本列島の下に潜り込んでいる太平洋プレートの移動に伴い、この地層が押し上げられたと考えられているからです。
参考:千葉県ホームページ
シロウリガイとは?
シロウリガイは世界各国の水深1,000m前後の海底に生息する殻長5cm~10cm前後の二枚貝で1891年(明治24)アラスカ沖で初めて発見されました。シロウリ貝類は、世界各国の熱水噴出孔周辺や湧水域に生息し、生きた化石と呼ばれます。食物を食べずに海底の硫化水素を吸い上げ、それをエネルギー源としています。共生細菌をエラの中に住まわせ細菌から栄養を得ている変わった生物です。
化石は3cm~4cmの破片となって泥岩の中に点在しています。
破片はたくさん見つけられますが、完全な形のものは見つけられませんでした。
殻は2mm程度の厚さがあります。
磯笛公園
磯笛公園は海辺に面していて、ここから海岸に下りるとシロウリガイの化石を観察することができます。
公園内には芝生の広場が3つありますが、バーベキューやキャンプは禁止されています。
野島崎灯台側はふれあい広場です。
磯笛公園の前の海は遠浅で釣りはできません。
緑地広場には滑り台などの遊具があります。
公園左側は海に突き出ていて見晴らしが良いです。
このレンガの建物がトイレです。
磯笛公園前は、珍しい石鯛専門の釣具店「石鯛親父」と南房総市唯一のパチンコ店「FARO」があります。
※以前は千倉駅の近くにもパチンコ店がありましたが、現在は閉店してしまいました。
詳細情報
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