熊野神社
南房総市山名の熊野神社は深い森の中に鎮座する神秘的な雰囲気の神社です。
【祭神】伊奘諾命(いざなぎのみこと)
【祭礼】10月上旬
【由緒】(参考文献:三芳村史)
三芳には熊野神社が三社あり、大学口と池之内と同様に熊野本宮大社から勧請したものと思われる。祭神は伊奘諾命で山名嵯峨志の中央台地上に鎮座し、樹木が繁茂し、神社の社として荘厳で第二次原生林の林相を呈している。「安房國安房郡山名村史」(明治16年)によると「口伝によると旧安房郡の水源にあたるので、安房水上神社と称していたが、安房と冠するのは安房神社だけであるとの抗議があって水上神社と改めたとつたえられている」境内には日清・日露戦没社碑や三山講碑、出雲大社碑などが建立されています。
神社入口から拝殿までは150mほどの距離があります。入口から鳥居までの参道は石段が続いています。
鳥居の先にも参道が続いています。参道の途中には石を組み合わせて作った石橋があります。
この石橋は白浜のめがね橋と同じ形です。
熊野神社境内には多くの石碑があります。
左下が出羽三山参拝記念碑、右下は東京都鎮臺陸軍兵卒「田原次郎作」之碑。一番右の丸い碑が出羽三山参拝記念碑です。
嗽水(うがい)
狛犬
拝殿
拝殿向拝には、後藤義光の弟子である後藤次郎橘治光の龍と木鼻の彫刻があります。
木鼻の彫刻
明治廿九年十一月 嵯峨志若者中
平郡川名村産 彫工 後藤次郎橘治光
干時年三十六
左下の画像は、拝殿右側の忠魂碑。右下は出雲大社碑と出羽三山参拝記念碑。
拝殿から見た参道。