白山神社(はくさんじんじゃ)
【祭神】白山比咩命(しろらやまひめのみこと)= 一名菊理姫神
【神紋】三子持亀甲瓜花(みつこもちきっこううりのはな)
【祭礼】10月10日前の日曜(下滝田、上滝田の合同祭)担ぎ屋台/神輿
滝田地区の祭礼
【由緒】元応二年(1320年)の創建と伝えられます(三芳村史)祭神の白山比咩命は一名菊理姫神とも書かれ、総本山は加賀(石川県)の白山神社で、富士山、立山、白山と山岳信仰の三山の一つです。
境内には十三の石宮があり、十三社を合祀したと考えられます。中に八雲神社、大山祇命などがあり明治十年十月十七日合併の文字が刻まれています。他に石棒一基、金比羅神社碑、古峯神社碑など幾つかあります。神紋は「五つの銀杏紋」と思われます。
白山神社は県道88号線から少し奥にはいった場所に鎮座しています。88号線から見えるこの鳥居が目印。日東バス館山⇔平群線の白山神社前のバス停です。
一の鳥居は昭和13年建立、コンクリートの神明系です。
二の鳥居
一の鳥居から250mほど歩くと二の鳥居が見えて来ます。二の鳥居は朱に塗られた神明系の両部鳥居です。
奉軍盡国碑
石段上り口右側に西南役・日清・日露戦役の戦没者氏名を刻した「奉軍盡国碑」が建っています。
常夜灯
安政四年(1857年)奉納
拝殿
拝殿の創建年などは解りませんでした。
手水舎
手水舎も年代が解りません。
拝殿右側には小さな社がありますが、文字などは見つけられません。
社の近くを通るとブンブンと羽の音が聞こえます。最初はアブだと思ったのですが、良く見るとミツバチです。
社の中にはハチミツがたくさん入っているのでしょうが、空けることはできません。
本殿
拝殿裏には合祀された神社の石宮が十三基並んでいます。十三社を合祀したということは明治時代の前にはこの地域に十三社もの神社があったということなのでしょう。
昔は驚くほど神社が多かったことになります。
左下は「金比羅神社」右下は「古峯神社」の碑。房州では「古峯神社」の石宮を良く見かけます。しかし、古峯神社本体を見かけたことがありません。今まで見たものはすべて全て合祀され拝殿裏の石宮として残っているものばかりです。