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善性寺の南房総市文化財

善性寺の宝篋印塔の画像

善性寺(ぜんしょうじ)

 
宗派:天台宗(石堂寺末)
称号:珠師山尊勝院善性寺
本堂:薬師如来
由緒:昔は字中居清水にあり、その頃は清水山善性寺と呼ばれていました。石堂寺の旧地大塚山に通じる参道ある坊であったと伝えられ、近隣の人々は今でも旧地を「坊屋敷」と読んでいるそうです。元和三年(1617年)宋玄和尚の時代に現在の地に移されたと言われています。この地は、豪族丸一族の中で最も有力であった丸咒師谷(しゅしがや)殿の屋敷跡です。
 
当山の住職は珠師ケ谷546にある八幡神社の別当を兼ねていました。境内の洞窟には、宝篋印塔や五輪塔が数基あり、丸咒師谷殿累代の墓であると言われていることから、丸咒師谷殿の菩提寺であったと思われる。
(参考:丸山町史)

貝がら経

 
昭和六十二年末、同寺で乱雑に建立されていた墓地を整理し、洞窟内を調査したところ、経文を書いた貝がら経が多数出土した。今までも、鎌倉時代から室町時代にかけて、仏を供養するために石に経を書いた「石経」が他の地域でも発見されているが、貝に書かれている経文は大変珍しい。永い年月を経ているので判読は難しいが、「周行求索 遂来至此 凡我所有 舎宅人民」と書たものが発見されている。
 

本堂

 
善性寺本堂の画像
 

大黒堂

 
本堂左の大黒堂には、大黒天が祀られています。南房総市誕生記念と書かれているので2006年に建立されたものと思われます。
 
善性寺大黒堂(左側)の画像
 
善性寺大黒堂(正面)の画像
 

やぐら群

 
本堂裏の崖にはやぐら群があり、「千葉県南房総市内郷やぐら群・善性寺やぐら群」という本も出版されているように、「やぐらマニア」の間では有名なお寺です。
 
善性寺のやぐら群(その1)の画像
 
善性寺のやぐら群(その2)の画像
 
善性寺のやぐら群(その3)の画像
 

宝篋印塔(ほうきょういんとう)

 
本堂右奥の崖には南房総市指定文化財(昭和51年3月24日)の宝篋印塔があります。
この宝篋印塔は安房郡随一の完全な形をしていて、宝篋印塔を中心に右に三個、左に二個の石塔があります。中央の大きな宝篋印塔は高さ183cmで、個々の石材の積み重ねではなく、相輪の部、傘と塔身と基礎の部、台石の部の伊豆小松石を彫刻してつくったもので、足利中世の特徴をよく表しています。地元では俗に丸咒師谷どんの墓と呼ばれています。
 
丸咒師谷については、石堂寺多宝塔露盤の銘文に、天文十四年(1545年)十一月二十八日の供養にて、施主は国主里見義堯を筆頭に、当地の地頭である里見源迎、軍代正木大膳亮時茂をはじめ丸一族五家(丸咒師谷家、丸家、丸宮下家、石丸家、丸岩糸家)が名を連ねていて、当時丸咒師谷家がかなりの財力を持っていたことがうかがえます。
 
宝篋印塔(南房総市文化財)入り口の画像
 
宝篋印塔(南房総市文化財)の画像
 
宝篋印塔(南房総市文化財)のアップ画像

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