東京湾フェリー【金谷ー久里浜の旅】

東京湾フェリー／TOKYO WAN FERRY

千葉県富津市金谷と神奈川県横須賀市久里浜間を運航する「東京湾フェリー」は、昭和35年（1960年）に運行を開始したカーフェリーです。
【運行時間】約４５分
【運行間隔】平日（Ｂ便）２時間に１便　土日祝（Ａ便）１時間に１便　
【運行時間】朝６時台～夜１９時台

【東京湾フェリー株式会社 公式サイト】東京湾フェリー
 
東京湾にはかつて川崎港と木更津港間の「日本カーフェリー」も運航していましたが、東京湾アクアラインの開通により1997年12月17日に運航が終了していていて、神奈川県と千葉県を横断するカーフェリーは２０２５年現在、この「東京湾フェリー」１本となりました。
＜航路＞

切符売場（波留菜亭）

切符売場はフェリー発着場の左横の「波留菜亭」です。
普通車は片道4,900円、往復は8,500円（@4,250円）となっていて、往復は1,400円お得です。頻繁に利用する方は６枚綴りの回数券が更にお得で24,500円なので１乗船あたり4,083円です。
※乗船料はカード払い可、ただし回数券は現金払いのみ。
【公式サイト】東京湾フェリー料金表
 
波留菜亭では地元のお菓子や加工品のおみやげが豊富に取り揃えてあり、カフェも併設されています。
※船内にもカフェとおみやげコーナーがあります。

【料金表と運行時刻】

【金谷フェリーサービスセンター 波留菜亭】

船は２種類あり、黒い船が「しらはま丸」、白い船が「かなや丸」。性能や積載数は２船とも同じで、しらはま丸の方が230t軽くなっています。
「しらはま丸」は、地元では黒船などとも呼ばれています。私は初めてこの黒船を見た時から、いつかは乗ってみたいと思っていました。
今日は、たまたま仕事の区切りがついたので会社を休みにして憧れの黒船に乗ってみました。
コースは金谷港➡久里浜港➡車で三崎港（昼食）➡久里浜港➡金谷港に行き最後に鋸山ロープーウェイに乗って山頂でソフトクリームを食べて帰ってきました。

しらはま丸

船は黒いのに名前は「しらはま丸」？　どうしてでしょうか？？
疑問に思って調べてみると、この「しらはま丸」は元は「かなや丸」と同じ白い船でした。
２０２３年ペリーが久里浜に上陸（1953年7月8日）して１７０年経ったの節目記念として、横須賀市が観光促進を目的で黒船を模した塗装を施したのです。
【総トン数】3,351t
【全長】79.0m
【航海走力】時速約24km（13ノット）
【旅客定員】680名
【車両積載台数】バスのみ最大12台／乗用車のみ最大105台／オートバイ24台

かなや丸

この白い船が「かなや丸」です。この船はずっと前からあったように思います。
【総トン数】3,580t
【全長】79.1m
【航海走力】同上
【旅客定員】同上
【車両積載台数】同上

船は３階建てです。一階は車やオートバイのスペースで、運行中は出入りできません。
２階客室は広くカフェ、食事コーナーがあります。

【２階ラウンジ】

【２階おみやげコーナー】

最上階の３階は絶景！！
下の写真は金谷港です。航路中央付近に差し掛かると大型の外国船が行き交いどのような船なのか船内アナウンスがあります。

少し沖へ出ると鋸山の全景ははっきりと見えてきます。

下の写真が1853年に黒船が来航した久里浜港です。
久里浜港周辺は閑散とした雰囲気なので、三浦半島先端の三崎港へ行ってみました。

久里浜港から三崎港へ行ってみた

久里浜港から三崎港まで車で３０分ほどです。三崎港は千葉県の勝浦漁港同様マグロの水揚げが多い港です。
三崎港周辺にはマグロ専門の老舗が多く、マグロを味わうために三崎まで来てみたのです。
 
「まぐろ食堂 七兵衛丸」は、昭和初期から続くマグロ料理の老舗です。
「三崎館本店」は、創業が明治41年。建物は風格がありマグロのコース料理などが味わえます。
 
今日は予算を少々オーバーしてしまったので上の２店には行かず、お手頃価格の「ひとみ食堂」でマグロを食べました。
本マグロの中トロ、赤身、びんちょうとマグロの頬肉のステーキ、釜揚げシラス、アジフライを堪能しました。

【まぐろ食堂 七兵衛丸】

【三崎館本店】

金谷港に戻ったのが午後３時だったのでロープウェーで鋸山山頂まで行ってみました。
鋸山は全体が日本寺の境内となっていて、百尺観音、大仏、千五百羅漢像、地獄のぞきなど見どころ満載！
千葉県が世界に誇る観光地で、2021年7月16日に日本遺産「候補地域」に認定されましたが、１０項目中１項目（整備）が足りず最終審査には進めませんでした。
 
しかし、私としては日本遺産に該当する歴史と景観だと思っています。なお、富津市と鋸南町は引き続き認定を目指すようです。
鋸山日本寺案内

 

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