岡埜【富津市の和菓子店】

 
富津市千種新田（ちぐさしんでん）の「岡埜」は、昭和七年（1932年）創業なので今年（2023年）で91年になる老舗の和菓子店。和菓子の岡埜は、東京港区や神奈川県鎌倉市など関東に複数あり、富津市の岡埜は木更津の岡埜栄泉堂より暖簾分けされたそうです。
 
店舗はJR内房線「大貫駅」より徒歩15分。県道157号線沿いです。駐車場は広く30台ほど停められ、お城のような店舗はかなり目立ちます。
 
店舗前に「東京湾名物 海老最中」、「さくら餅」、「栗大福」などのノボリが立っています。

生菓子／煉切コーナー

 
店内正面は生菓子コーナーとなっています。大福、道明寺、煉切など大抵の和菓子は揃っています。
煉切とは、白あんを練ってつなぎに微塵粉(みじんこ)、山芋、求肥などを混ぜた和菓子です。

贈答品・赤飯コーナー

 
こちらは、贈答品や赤飯のコーナー。ところで、和菓子店に行くとほとんどの場合、赤飯が売られています。これはどうしてなのでしょう？
 
色々なサイトを調べてみて、はっきり納得できるものは少ないのですが、遠い昔、飯は和菓子に分類されていたのが理由のようです。

 
今日は数種類購入して家で食べてみました。
 

かぐや姫（左下）

 
求肥が青竹、餡がかぐや姫。艶があって美しいお菓子です。
 

おぼろ月夜（右下）

 
おぼろ月夜は今売れている人気商品。こし餡を寒天で包んであります。

鹿の子（左下）

 
小豆餡に透明な寒天液を塗って仕上げたお菓子。
 

煉切（桃）（右下）

 
黒餡を白餡で包んだお菓子。

煉切（柿）（左下）

煉切（バラ）（右下）

海老最中

 
海老最中は岡埜の主力商品。

 

梅大福

 
大福餅の中にシロップ漬けの梅が丸ごと入っています。爽やかな酸味があります。