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槙(まき)の木【千葉県の木】

マキの生垣

館山周辺で多く見かける生垣に使われている写真の木は「マキ(イヌマキ)」という種類で千葉県の木に指定されています。
この木がマキで千葉県の木であるということを最近知ったので調べてみました。
 

マキ(イヌマキ)とは

 
マキは漢字で書くと槙。主な種類としてイヌマキ(犬槙)、ラカンマキ(羅漢槙)、コウヤマキ(高野槙)が一般的に知られていて、単にマキと呼ぶ場合はイヌマキ(学名:Podocarpus macrophyllus)をさすことが多いようです。イヌマキはマキ科マキ属の常緑高木。葉が密集していて冬でも葉が落ちず、潮風に強いので生垣に多く使われます。温かい気候を好むため、安房地方に多く千葉県の木に指定されています。
ちなみに千葉県の花は「なのはな」鳥は「ホオジロ」魚は「タイ」です。
 
イヌマキとラカンマキは非常に似ていて違いは葉で見分けます。ラカンマキはイヌマキに比べ葉が細く短いようです。ラカンマキの写真が無いので何ともいえませんが、インターネットで検索すると今回撮影したのはイヌマキだと思われます。コウヤマキはイヌマキに対して別名「本マキ」とも呼ばれています。ところで「イヌビワ」、「イヌビエ」など先頭にイヌが付く植物がありますが、これはどういう意味なのでしょうか?
 
実は頭にイヌと付くものは本物より劣るという意味が含まれているようです。他には「否」(いな)がなまったという説もあります。「イヌマキ」は「コウヤマキ」に対して木の形が劣るので頭にイヌの字が付いたようです。
 
下の写真は館山市の正木地区の生垣です。この周辺は道路が狭いため秋祭りの数週間前になると刈り込みを行って山車が通る道を広くします。館山市の八幡地区もマキの生垣が多く、この景観は平成20年に千葉県教育委員会が選定した「ちば文化的景観」に選ばれています。
正木地区のイヌマキの生垣
 
マキは針葉樹の部類に入りますが、松や杉ほど葉が尖っていません。葉が密集しているので風が強い南房総に向いた生垣です。
正木下地区のイヌマキの生垣
 
マキの木は銀杏などと同じく雌雄異株で、雌の木には変わった形の実が成ります。
イヌマキの実
 
イヌマキの実
イヌマキの実のアップ
 
ピンボケになってしまいましたがマキの実のアップです。先端の緑の部分は種で毒があるそうです。赤い部分は花托(かたく)と呼ばれ食べることができます。本来実が成るのは10月位だそうですが、この実を撮影したのは2020年7月28日です。
マキの実のアップ
 
ネコが近寄ってきたのであげてみました。しかし、ちょっと匂いを嗅いでどこかへ行ってしまいました。
マキの実の匂いを嗅ぐネコ
 
自分で食べてみました。図鑑などには松脂臭があると書いてありますが、私は感じませんでした。ほのかに甘味を感じ、癖はほとんどありません。不味くはありませんが、美味しくもありません。グミを薄くしてような味です。
マキの実のアップ
 
昔の子供たちはマキの葉で手裏剣を作って遊んだそうです。
マキの葉の手裏剣

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