西蓮寺の文化財

2017年08月20日

東光山 西蓮寺

 
山号:東光山
宗派:天台法華宗
開基:慈覚大師(第三代天台座主)
創建:天安二年(858年)
本尊:千葉県HP木造薬師如来坐像(千葉県指定文化財)

由緒:(境内掲示板より一部抜粋)
 天正年間(1573年~1592年)、里見氏と北条氏との戦乱の際、里見氏の臣正木憲時の陣屋が設けられ、薬師堂のみを残して一山すべてが焼失してしまいました。その後、正徳年間(1711年~1716年)に中興義順和尚により、鐘楼、客殿等を再建し、現在に至っています。現在の薬師堂も元禄年間(1688年~1704年)に義順和尚によって解体修復されてものです。本尊の木造薬師如来坐像(千葉県指定文化財)は当山開創のときから秘仏とされ、かつては六十年に一度、現在は十二年に一度、寅年の初薬師法要の際に開帳されるようになりました。また、当山は、日蓮聖人が幼少の頃、導善阿闇梨と共に、十二年間を過ごされた霊跡でもあります。
 

参道

 
境内は一段高い場所にあります。駐車場は階段右側の坂を上り薬師堂の裏側にあります。
 
参道から仁王門を見る
 

仁王門

 
仁王門は、平成9年(1997)竣工です。
 
仁王門の画像
 

仁王像

 
ガラスの反射でほとんど写っていませんが、仁王門の中には、安永三年(1774年)法橋幸慶作の仁王像が安置されています。
 
仁王像(左)の画像仁王像(右)の画像

 

境内

 
正面の朱塗りの建物が薬師堂、薬師堂手前の右側には「大銀杏」「鐘楼」「手水舎」「日蓮聖人の乳母の墓」があり、薬師堂の左側が本堂です。
 
西蓮寺境内の画像
 

鐘楼と手水舎

 
手水石は天保七年(1836年)5月と彫ってあります。鐘楼は平成二十年、天台宗開宗千二百年の際に改修されました。
 
鐘楼の画像手水舎の画像

 

大銀杏

 
樹齢800年以上とされる大銀杏ですが、天然記念物には指定されていません。
 
西蓮寺の大銀杏の画像
 

薬師堂

 
薬師堂の内部には、木造薬師如来坐像(千葉県指定文化財 平成二十一年三月十七日)をはじめ、日光・月光菩薩像、不動明王像など十数体の古仏が安置されています。
向拝の龍の彫刻は 五代目波の伊八(高石信月)の作品です。
また、薬師堂左の大日堂には、室町時代の明応三年(1494年)に作成された、木造大日如来坐像(鴨川市指定文化財)が安置されています。
 
薬師堂の画像
 

本堂

 
本堂の本尊である、阿弥陀如来は12世紀作成とされ鴨川市文化財に指定されています。
 
本堂正面の画像
 
本堂周辺の画像
 
境内は高台にあり、小湊の街並みが一望できます。
 
西蓮寺境内から内浦を見渡す
 

日蓮聖人の乳母 雪女(ゆきめ)の墓

 
雪女は、小湊の有力者であった滝口三郎左衛門の娘とされ、大変な教養の持ち主であったようです。
 
日蓮聖人の乳母の墓
 


 
【住所】〒299-5502 千葉県鴨川市内浦1726
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【駐車場】あり
【HP】西蓮寺
 
<西蓮寺の地図>

詳細情報

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