
崖観音(大福寺)(ガケノカンノンダイフクジ)
館山市船形の「崖の観音」は、切り立った崖に張り付くように建つ観音堂が有名な寺院です。
正式名称は「普門院 船形山 大福寺」ですが、地元では「崖の観音」の名で親しまれ、船形のシンボルとして昔から篤い信仰を集めています。
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観光地としても有名で観音堂からの眺めは館山市屈指の絶景スポットです。
なお、大福寺は安房国札三十四観音霊場の第三番に指定され、丑歳と午歳には多くの参拝客が訪れます。
大福寺概要
【院号】普門院
【山号】船形山
【宗派】真言宗智山派
【本尊】十一面観世音菩薩
【御朱印】あり
【由緒】(参考文献:館山市史)
養老元年(717年)に行基(668~749年)が東国行脚の折に神人の霊を受け、地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して、山の岩肌の自然石に十一観世音菩薩を彫刻したと言われています。この十一観世音菩薩(磨崖仏)(まがいぶつ)は県内最古の磨崖仏とされ館山市文化財に指定されています。
【沿革】
住僧頼鑁(らいばん)が堂宇を再興(崖観音)
・承応二年(1653年)二月
火災により朱印状および什器等をことごとく消失
・貞享二年(1685年)
地頭石川六右衛門の特信により堂宇を再建
この時奉納された槍は現在も寺宝として残されている。
・明治三十五年(1902年)
住職の平野明信が私財を投じて堂宇を修復
・明治四十三年(1910年)
大豪雨の崖崩れにより本堂、園池を流失
・大正三年(1914年)
平野明信が再び伽藍を再建
・大正十二年(1923年)
関東大震災により諸堂宇が倒壊
・大正十四年(1925年)四月
平野明信が観音堂を修復
・昭和元年(1926年)
平野明信が庫裏を建造
・昭和二年(1927年)
平野明信が本堂を再建
・平成二十八年(2016年)9月
観音堂を全面修復
大福寺の本堂と観音堂(崖の観音)
下にあるのが大福寺の本堂。上の崖に建っているのが観音堂です。
御朱印は本堂右側の納経所で頂けます。

観音堂へ行くには、隣の諏訪神社から階段を昇って行くルートと本堂裏から行く2つのルートがあり、本堂裏の方が斜面がなだらかでおすすめです。
なお、諏訪神社は2017年3月4日に放火により全焼しました。

観音堂からは館山湾(鏡ヶ浦)を一望できます。

正面の港が船形港です。

隣の諏訪神社の大祭(船形の祭り)の日には、各地区の神社に幟が立ちます。

駐車場から見た観音堂です。

観音堂は平成28年(2016年)9月に全面修復されています。

天井画も全面リニューアルされています。


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