太田和牧場 めえしばミルク工房
鴨川市江見の「太田和牧場 めえしばミルク工房」は、南房総(南房総市、館山市、鴨川市、安房郡鋸南町)では珍しい手作りチーズ工房です。
日本の酪農発祥の地である南房総は牧場の多い地域ですが、チーズ工房は数が少なく南房総でチーズ製造しているのは近藤牧場位しか思い当たりません。
今日は鴨川のPOPS cafeのオープン日なのでカレーを食べに行き、帰りに下の写真のノボリを見つけたのです。
最初は何のノボリか分からず通り過ぎたのですが、やっぱり気になって引き返しました。ノボリをよく見るとチーズとだけ書いてありとりあえず入ってみることにしました。
店舗は国道128号線沿い、サーフポイントの京マン前付近にあります。この道は今までに何回も通っていますが、このノボリに気が付いたのは今回が初めてです。
話をうかがうと11年前(2012年)に6次産業への取り組みとして自分の牧場のミルクを使ってチーズ作りを始めたそうです。
中に入ると右側に車を停めるスペースがあります。店舗は左側です。写真を撮り忘れてしまいましたが、めえしばミルク工房のFacebookで確認できます。お店は大きくありませんが、私はこういうお店が大好きです。理由はうまく言い表せませんがお店に入ってみればきっとわかるはずです。
メニュー
メニュー表を見るとチーズ数種類とカフェメニューとして自家製のソフトクリーム、プリンと抹茶があります。
気になるものがあったので女将さんに聞いてみました。
「いちばん上の「あえいば」モッツァって何ですか?」
『あー確かに「あえいば」に見える(笑)。これは”あえいば”ではなく”めえしば”と書いたつもりなんです』
「めえしばってどうゆう意味なんですか?」
『房州弁は「まえ」を「めえ」と発音するんです。つまり「まえしば」はうちの屋号なんです。チーズは全部試食できるので食べてみますか?』
「はい、いただきます」という訳で全種類味見させていただきました。
メニューのネーミングがユニークです。各チーズには説明と製造日が書いてあります。ちなみに今日は7月16日です。
・めえしばモッツァ
モチモチ食感のモッツァレラチーズ。癖がなく万人向き
・さけるっち(7月8日製造)
さけるチーズ。わさび味とにんにくしょうゆ味の2種類
・白ちゃん(6月7日製造)
表面を白カビが覆っています。癖は強くありません。代表的なのはカマンベールです。
・青ちゃん(5月16日製造)
表面を青カビが覆っています。独特の風味がありピリッとした辛味があります。代表的なのはブルーチーズです。
・真門(まかど)(46ヵ月)
パルミジャーノタイプ。何と4年もかけて作られています。癖はなく旨味が強いです
・波ノ音(12月31日製造)
ゴーダタイプ。濃厚で旨味が強い
・風みどり
ラクレットタイプ。癖がなくさっぱりしています。
さけるっちのワサビとニンニクしょうゆ、モッツアレラ、青ちゃんをおみやげに購入しました。
めえしばミルクソフト
搾りたてのミルクで作ったソフトクリーム 。濃厚なのに後味はさっぱりとしています。
季節のジャム
鴨川市北風原(ならいはら)工房のジャム。太田和牧場限定品です。
手作り石けんホルスタイン
牛乳、竹炭、オリーブオイル、ごま油、カモミールなどで作ったホルスタイン柄の石けん
牛舎を見学しました。子牛はとても人懐っこいです。
左下の写真は、白黒柄のが乳牛のホルスタイン。右下の写真は、黒毛和牛。
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
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