八坂山神社(やさかやまじんじゃ)
館山市安布里(あぶり)の「八坂山」神社は小高い丘の上に鎮座する神社です。この神社入口から50mほど先には、里見義弘の娘佐与姫(さよひめ)が創建したという源慶院という曹洞宗のお寺があり、佐与姫の墓が現存しています。
【旧社格】村社
【祭神】
・素戔嗚尊(スサノオノミコト)
・大山津見神(オオヤマツミノカミ)
【祭礼】毎年7月第3土曜(安布里・大網地区合同祭)
【御朱印】不明
【由緒・沿革】参考文献:館山市史/参考サイト:Tateyama Field Museam山本・安布里地区
創建等は不明。大網地区の山神社(祭神:大山津見神)が火災にあい、明治44年(1911年)に安布里の八坂神社(祭神:素戔嗚尊)に合祀され、八坂山神社と改称。
境内案内
参道は長い石段となっていて入口から拝殿は見えません。石段の途中に常夜灯があり、頂上に手水石と拝殿および本殿が鎮座しています。
祭礼は7月第3土曜日。大網地区と安布里地区の合同祭。下の写真は2017年7月15日に撮影したもので、神社入口の広場に幟が立ちます。このタコの足のように切れ目が入った幟は安房神社などでも見ることができますが、呼び名がわかりません。祭りの幟の通販サイトを色々と調べてみましたが、このような形のものは販売されていませんでした。
館山・南房総の祭礼では、一般家庭や神社に紙で作った花が飾られます。この花の呼び名はわかりませんが、安布里地区は上からピンク、黄色、青です。
私のいる正木地区では、祭りの2週間前から毎日集会所に集まって、花作りや太鼓の練習をします。
祭りの日には参道に提灯が吊るされます。
常夜灯
参道途中にある常夜灯。比較的新しい物だと思われますが、年代は撮影し忘れてしまいました。
この神社には鳥居が見当たりません。鳥居は大正12年(1923年)に奉納された後、老朽化のため解体されたそうです。
手水石
手水石は、文久元年(1861年)に奉納されたものです。
拝殿
拝殿と本殿は、とてもシンプルな造りです。創建や改修などは記録が見つからないため不明。中に入って棟札を見れば分かるかも知れません。
拝殿左の石宮は明治15年(1882年)渡辺半右衛門が願主となって建立した古峯神社です。
本殿
詳細情報
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