提灯屋干物店(ちょうちんやひものてん)
鋸南町保田の「提灯屋干物店」は、手作り天日干し干物の製造、販売店です。創業はJR内房線保田(ほた)駅が開業した大正六年(1917年)なので、今年(2022年)で105年になる老舗中の老舗。
添加物を使わず天日干しした昔ながらの干物は地元だけでなく、贈答品としてもおすすめです。
特に人気があるのが特大サバで、インターネットの口コミでも美味しいというコメントが集中しています。
店舗は保田駅から徒歩2分。先に紹介した洋菓子&パン屋の菊香堂の向かいです。
冷蔵庫の中には、特大サバ、アジ、イワシ、カマス、エボダイが入っています。どれも干物にしておいしい魚です。
魚は保田漁港などから仕入れ、新鮮なうちに開いて天日で1~2時間干します。
天日干し(みりん)いわし
これはマイワシです。20cm以上になると大羽イワシとも呼ばれ脂がたっぷりとのります。頭が付いていないのがみりん干し、頭が付いているのが塩のみの干物です。
※下の写真は、「天日干し(塩)いわし」となっていますが、みりん干しの誤りです。
天日干し(塩)いわし
特大さば
特大さばは40cm以上の大きさで脂のり抜群。提灯屋の看板商品です。
えぼだい(いぼだい)
えぼだいは、最大でも20cm程度の小さな魚ですが、干物は高級品。上品な脂がのり甘味の強い魚です。
塩辛
提灯屋干物店の塩からはまだ食べてはいませんが、余計なものが入っていない手づくりの塩辛は本当においしいです。
特に豆板醤入りのタコの塩からは興味が湧きます。
乾物コーナー
干物店なので干物はかりに目が留まりがちですが、冷蔵庫右側の棚もじっくりとチェックしてみてください。気になる商品がたくさんあります。
しそ巻きピーナツ味噌
塩トマト甘納豆
落花生甘納豆
それでは、購入した干物を食べてみます。
干物を焼くときは皮目を下にします。脂の泡がブクブクとして表面がキツネ色になったら焼き上がり。焼き過ぎて黒くなると焦げ臭くなりパサパサになってしまいます。
特大サバは脂のりのり。御飯が進みます。
一番感動したのは、イワシのみりん干し。イワシは大衆魚の中に入りますが、これは超高級魚にも引けを取らないウマさ、極上の味です。
これは贈答品としてもおすすめ。絶対に喜んでくれるはずです。
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定休日
営業時間
駐車場
座席数
アクセス
車 :館山自動車道路「保田IC」より約1.0km 車で約2分
備考
・イートインスペースなし。テイクアウト、通信販売専門。