和匠(わしょう)かまた
鴨川市内浦の「和匠かまた」は、鯛せんべい、あわび最中、羊羹、生クリーム大福などが人気の和菓子店。創業は昭和四年(1929年)なので、今年(2022年)で93年を迎える老舗菓子店です。
店舗は安房小湊駅より徒歩8分、国道128号線の内浦交差点のそばにあります。国道128号の高架線の下にある店舗は「和匠かまた」の文字が目立つので、以前から少しだけ気になっていました。ただ、私は甘い物をほとんど食べないので3年ほど前を通り過ぎるだけでした。今日は時間に余裕があったので、入ってみることにしました。
あわび最中
北海道十勝産の小豆で作ったつぶ餡を使用した最中。
羊羹
柚子羊羹、びわ羊羹、金つば羊羹、塩羊羹の4種類。贈答用の詰め合わせも販売しています。
ひだまり
房州産の夏蜜柑の皮が入った饅頭。ほろ苦く甘酸っぱい味わいです。
あんもり
寒梅粉と和三盆を使った自家製餡を使用。しそ味とごま味があります。和三盆は和菓子などでよく使われる高級砂糖。地域により製法や味が異なりますが、スッキリとした後味が持ち味で和菓子の高級材料として使われています。
クリーム大福
クリーム大福は、あんと一緒に生クリームが入っています。こし餡、つぶ餡、抹茶、ごま、紅芋、珈琲、いちご、ブルーベリーの8種類あります。
鯛せんべい
目の前の海は鯛の浦と呼ばれ、天然のマダイが海面に現れる『鯛の浦タイ生息地』として国の特別天然記念物に指定されています。
鯛せんべいは大正時代より鯛の浦に因んで作られてきた鴨川名物のお菓子です。
鯛せんべいはいくつかのメーカーで作られています。店内の説明によると、かまたの鯛せんべいは、先々代が14歳のころ小湊にあった廣木堂(現在は営業していない)で修行を行い暖簾分けされたものだそうです。
店内販売の他に通信販売にも対応しています。
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