和風レストラン石山(わふうれすとらんいしやま)
富津市関の「和風レストラン石山」 はイノシシ、モクズガニ、アユ料理が名物の隠れ家的レストランです。南房総は海の幸を提供する店は数多くありますが、川の幸をウリにしている店はとても珍しく貴重なお店です。
店舗は千葉県道88号富津館山線沿いです。県道88号線は富津市関から館山市高井を結ぶ全長33kmの道路ですが、この間に飲食店は非常に少なく、このお店を入れても5件ほどしかありません。
駐車場は広くバスも停められます。
店内は広く全体で50席ほど。個室の宴会場も3部屋あります。
天然石の販売コーナー。
バーベキュー丼
丼、みそ汁、小鉢、お新香、デザート(今日はメロンとミカン)のセット。
バーベキュー丼は、豚肉、キノコ、ピーマンを自家製のタレで味付けされています。少し甘辛のタレはとてもいい味でご飯が進みます。
小鉢は大根とナスの皮の煮物。ナスの皮はキクラゲかと思いましたが、食感が違います。二人で何だろうと考えていましたが、どうしても分からず聞いてみるとナスの皮とのこと。
なかなか癖になる味です。大根もとても柔らかく煮えています。
かにご飯
かにご飯、味噌汁、小鉢、お新香のセット。デザートにメロンとミカンが付きました。
かには湊川産のモクズガニ。白いご飯の上に柚子味噌、蟹みそ、蟹の身がのった丼。
モクズガニは上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)に近い仲間で房総ではモッカンなどと呼ばれます。日本に広く分布し冬になると海に下り、夏にはかなり上流でみかけます。
上海ガニ同様にカニミソは濃厚で甘味が強く卵巣の発達した雌は特に珍重されます。
日本各地で蒸しガニやみそ汁として食用とされ、九州、四国の四万十川、秋田県などが有名です。
房総においてもどの川でも見ることができますが、鮮魚店やスーパーで販売されているのは見たことがありません。
今から30年位前に伊豆の松崎の山奥で「鮎の茶屋」という店があり(2021年現在もある)、そこで食べた鮎御飯、鮎の塩焼き、イノシシの煮込み、蒸したモクズガニの味が忘れられず、南房総でも同様の料理を出す店を探していましたが、モクズガニを出す店はここだけでした。いつか行ってみようと思っていましたが、忘れてしまい、今日たまたま通りかかって思いだしました。
シシ鍋(ボタン鍋)
イノシシ肉を使った味噌仕立ての鍋。南房総ではイノシシやシカなどの野生動物による農作物の被害が年々増大しています。最近はジビエ料理を提供する店も増えてきましたが、まだまだ少ないのが実情です。
イノシシ肉は赤身と脂肪の紅白が牡丹の花のようでボタンと呼ばれます。
イノシシ肉は硬いですが、薄く切ってあるので気になりません。野生のブタなので味も豚肉に似ていますが、豚肉より味が濃いです。個体や処理の方法によっては臭いが気になる場合がありますが、これは気になりません。脂身は甘味があって美味いです。そして、この味噌仕立てのスープは味に深みがあり絶品です。
南房総のジビエ情報
※モクズガニ、鮎料理など季節メニュー・臨時休業などはブログで確認
和風レストラン石山ブログ
メニュー
※価格・メニューは2021年12月現在のものです。参考情報としてご覧ください。
※おすすめは黄色のマーカーです。
■ラーメンバーベキューセット
■バーベキュー丼
■天ぷら定食
■天丼
■焼肉定食
■鍋焼きうどん
■肉うどん
■たぬきうどん
■焼きそば
■ラーメン
■ レタスサラダラーメン
■かにこ汁 鍋
■かにこ汁(一人前)
■かにご飯
■しし鍋(ボタン鍋)
■あいのささやき(アユの季節のみ)
■天ぷら
■オードブル
※その他宴会料理、渓谷料理あり
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
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また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
※新型コロナウイルス拡大防止期間中は営業日・営業時間が変更になる場合がございます。詳しくは店舗にご確認ください。
営業時間
駐車場
※バス駐車可
座席数
※個室・宴会場あり