小原寺/石間寺
鴨川市下小原の石間寺は安房国札観音霊場の第十六番札所に指定されています。
(参考文献:鴨川市史 通史編)
【宗派】真言宗智山派(成就院末)
【山号】東陽山
【本尊】
伝承 弘法大師作十一面観音(石間寺)
伝承 良弁(ろうべん)僧都作不動明王(西福院)
※弘法大師作と伝わる十一面観音像は明治三十三年(1900年)に火災により焼失し、平成22年に十一面観音菩薩像を本尊とする。
【ご朱印】安房国札観音霊場開催時のみ
【由緒・沿革】
創建は不明。石間寺はかつて嶺岡山系の頂上にあったといわれていますが、火災により、観音台と呼ぶ場所に再興しましたが、江戸時代の元文年間(1736年~1741年)の火災により焼失があり宝暦年間(1751年~1764年)に再興。さらに明治三十三年(1900年)に火災により焼失し、明治三十九年(1906年)に地区内の石間寺、西福院と合併し、翌年小原寺と改称しました。
石間寺ご詠歌
石のつま 峰よりおつるたきの水 むすぶこころはすずしかるらん
小原寺
こちらが小原寺の本堂。
境内左側には大型の石碑建てられていて、裏山の上に観音堂(石間寺)が建っています。
小さな石碑群
こちらは大型の石碑ですが、文字は小さく読み取るのに苦労します。
観音堂は現在立ち入り禁止。ご詠歌にあるように滝の音が聞こえ風情があります。近くで見ることはできませんが、向拝の龍の彫刻は、後藤義光の弟子の後藤義信の作とされています。
電話:04-7097-0183(白滝山不動教会)