掩体壕【館山市宮城】
館山市宮城には戦争遺跡である掩体壕が残されています。掩体壕とは飛行機や物資などを爆撃から守るための収納倉庫で頑丈な鉄筋コンクリートで作られています。館山市は首都圏の防衛の要地として昭和5年に館山海軍航空隊が設置され、沼から香にかけて弾薬や食料を保管するレンガ倉庫、赤山地下壕、掩体壕などの戦争遺跡が多く残されています。戦争当時は40もの掩体壕が造られたようですが、現存するのはここ宮城と香の2ヶ所です。
宮城の掩体壕についてはインターネットでも数多く紹介されていますが、香の掩体壕は情報が少なく、地図が掲載されていないため見つけることはできませんでした。
今回撮影した宮城の掩体壕は以前に探したことがありましたが見つけられず、今回やっと見つけることができました。なにしろ飛行機を隠すための壕なので上は草木で覆われていて目立ちません。
宮城の掩体壕はブロワ珈琲焙煎所の正面にあります。
事前の調査で宮城の掩体壕は大型のものと書かれていたのですが、実際に見てみると想像以上に小さく見えます。奥行きも数mで、これで本当に飛行機が入るのかと思うほで小さいものでした。