諏訪神社(すわじんじゃ)
南房総市和田町花園に鎮座する諏訪神社は旧村社です。
【祭神】建御名方神(たけみなかたのかみ)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)
【祭礼】10月第1土曜・日曜
和田地区合同祭(小浦、花園、柴、仁我浦、和田)
【由緒】(参考文献:和田町史)
創建年代は不明ですが、棟札によると元禄十三(1700年)六月二三日造立となっています。平成五年1月に本殿の改修工事を行い、三月末に竣工しました。境内に祀られている子(ね)の権現(通称子の神様)の前には錨が二丁奉納されています。なお、同境内には神明神社(通称お明神さま)が祀られていて三基の石宮が建ててあります。花園地区西横手301に「お神明さま」と呼ばれる地名がありますが、これは現在諏訪神社境内に祀られている神明神社の跡地で畑地となっています。
和田地区の合同祭の様子です。和田浦駅前に御船や屋台が集結します。
子の権現
境内入口の小さい社が「子の権現」で祭神は八坂刀売命(やさかとめのみこと)です。左側の建物は祭りの屋台小屋です。
鳥居は笠木と柱が円形、貫は四角の靖国鳥居。
諏訪神社の鳥居の前の常夜灯。
朱塗りの鳥居は諏訪神社の鳥居。広島の厳島神社と同じ両部鳥居です。
諏訪神社拝殿前の手水舎
手水石は慶應四年(1868年)戊辰(つちのえたつ ぼしん)正月奉納
諏訪神社の拝殿と本殿
諏訪神社の拝殿は森の奥に鎮座しています。平成五年1月に改修工事が行われています。
社殿の壁は損傷が見られます
拝殿向拝には龍と獅子の彫刻が施されています。
龍の彫刻は大きくはありませんが、立体感のある彫刻。彫工師の名前は刻まれていません。
木鼻の獅子の彫刻。
拝殿左側にある三基の石祠は元の神明神社の祠です。