鷹之島弁天閣(たかのしまべんてんかく)
館山市の沖ノ島の手前に鎮座する鷹之島弁天閣は市杵嶋姫命(弁財天)を祀る神社です。
昔は鷹之島は「高の島」と書き、海に浮かぶ島でしたが、館山海軍航空隊基地の埋立てにより陸続となりました。
【祭神】市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)=弁才天
【ご利益】海上安全、交通安全、金運・財運向上、商売繁盛
【祭礼】5月
※鷹之島弁天閣については書籍などが見つからないため千葉県館山市 高の島弁財天 鷹之島弁財天を参考にしております。
【由緒】平安時代の永長2年(1097年)安房国の国司である源親元公(みなもとのちかもと)による創建。
源親元公は3年間安房の国司として沼の大寺総持院、沼の天満神社、多賀之嶌弁財天(当神社)、この先の沖ノ島にある宇賀明神を建立しました。
鳥居
傘木(一番上の横の柱)が円形、貫(上から2番目柱)が四角形、垂直柱が円形の神明系の靖国鳥居です。
昭和五十四年十月吉日建之。施工俵石材店とあります。
鳥居の右奥には植樹記念碑、不動明王、錨、手水石があります。
植樹記念碑は大正10年にマテバシイ300本、杉の木50本を植えたことを記念して建てられました。
左下の画像は手水石、右下は不動明王と船の錨です。海の近くで漁民の信仰が篤い神社では錨をよく見かけます。
石灯籠
狛犬
この狛犬は昭和11年奉納
手水石
手水石は昭和10年6月奉納。飛行機の彫刻が施された珍しい手水石です。手水石の裏には太いタブの木が生えています。太さの割りの樹高が低く面白い形です。
拝殿
拝殿向拝の木鼻(獅子)の彫刻
拝殿と本殿は一体となっています。
拝殿の裏は深い森となっています。境内は高台にあり館山湾が見渡せます。
境内の森には大量のキノコが生えていました。ちょっと調べてみましたが似た形と色のキノコが多く種類はわかりません。