和泉公会堂(いずみこうかいどう)
和泉公会堂 国登録有形文化財(建造物)
<庭の案内板より>
【所有者】和泉区
【登録】平成十一年八月二十三日
農地の生産力向上のために、明治二十三年(1899年)旧耕地整理法が施行され、耕地整理事業が積極的に推進されました。
和泉区は、現在の鴨川市域で最初に農地整理事業に取り組み、明治四十二年二月に起工し大正十年七月に事業を完了しました。「和泉公会堂」はその耕地整理事業の完了を機に、和泉区の住民が一同に会することができる施設として建設された記念碑的な建築物です。事業が完了した対象十年(1921年)に建設されました。
建築面積は314㎡、約95坪、瓦葺寄棟(かわらぶきよせむね)屋根の母屋には庇(ひさし)が差し出ていて、正面中央にはムクリ入母屋の車寄せ玄関を張り出した形態は、当時の和風公会堂建築に共通するものです。鴨川市内では最も規模の大きい公会堂です。
平成二十八年三月三十日 鴨川市教育委員会
【鴨川市ホームページ】和泉公会堂
【千葉県ホームページ】和泉公会堂
庭の石碑
和泉公会堂は地域住民のための施設なので遊具も設置されています。
男金神社(おがなじんじゃ)
和泉公会堂の右隣の男金山の山頂には「男金神社」が鎮座しています。毎年10月の第二日曜日に開催される男金神社の祭礼では、和泉公会堂の庭で棒術・鞨鼓舞(かっこまい)・神楽獅子舞の三つ(和泉の三役)が奉納されます。この三つがいつ頃から行われているかは定かではありませんが、明治四十一年(1908年)以降は揃って奉納されていました。
和泉の三役:鴨川市指定無形民族文化財(平成十四年三月)
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