豊受神社(南房総市南無谷)

2018年02月06日

豊受神社(とようけじんじゃ)

 
南房総市富浦町南無谷には『豊受神社』が二社あります。こちらで紹介するのは南無谷2102番地の豊受神社です。境内入口の石碑には「村社豊受神社」と刻まれているのでこちらが村社のようです。この神社は屋根の造りも立派で石碑も多いのですが、参考資料などがほとんど無く、富浦町史に祭神と創建年代のみが記載されていました。
 
【祭神】豊受比賣命(とようけひめのみこと)
【祭礼】7月第3土曜日富浦の祭礼の様子
    多田良、原岡、豊岡、南無谷地区の祭礼です。
【旧社格】村社
【由緒】延喜元年(901年)二月創建
 
神社入口には常夜灯と鳥居があります。
常夜灯は○○○○八月。風化して文字が読めません。
鳥居の形は笠木(一番上の横の柱)が、円形、貫(笠木の下の柱)が角型、縦の柱が円柱で靖国鳥居に似ていますが、靖国鳥居は額束が無いのですが、豊受神社の鳥居には額束があります。結局この鳥居の形式は調べても分かりませんでした。
年代は鳥居の基礎石に刻まれていますが読み取れません。
 
豊受神社の鳥居と常夜灯の画像
 
常夜灯(左)の画像常夜灯(右)の画像

 
家内安全の碑は明治三十二年(1899年)六月吉日の奉納。右下は井戸で現在は使われていません。
 
家内安全の石碑の画像井戸の画像

 
鳥居をくぐってから拝殿までは50m位です。境内は広く2段になっています。
 
豊受神社の参道の画像
 
手水石はかなり新しいようです。奉納者の名前はありますが、年代は見当たりません。(左下の画像)
千葉県神社庁長「宮間孝夫」植樹記念 平成十四年六月二十七日。
宮間氏は千葉県神社庁長を務められ現在は顧問を務められ、2018年11月11日には、神社本庁より栄えある長老の称号を授与されました。(右下の画像)
 
拝殿近くの手水舎の画像宮間孝夫植樹記念の碑の画像

 
子供神輿奉納記念碑(左下の画像)と和泉澤武助之碑(右下)。和泉澤は富浦で多い姓。地域に貢献した方なのだと思われますが書籍やインターネットで調べても分かりませんでした。
 
子供神輿奉納記念碑の画像和泉澤武助の石碑の画像

 
狛犬は風化が激しく年代は不明です。
 
豊受神社の狛犬(左)の画像豊受神社の狛犬(右)の画像

 
豊受神社の屋根は個性的な形です。この形の屋根は房総では初めて見ました。
 
豊受神社拝殿の画像
 
注連縄(しめなわ)と鳳凰の彫刻
 
注連縄の画像
 
拝殿に向かって左側の社。赤い鳥居があります。
 
拝殿左の社の画像
 
征精記念碑。明治二十八年(1895年)三月の文字が読み取れます。
 
拝殿左の石碑の画像本殿の画像

詳細情報

名称

豊受神社

住所

〒 299-2401 千葉県南房総市富浦町南無谷2103

お問い合わせ先

0470-33-2203

※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。

駐車場

あり

アクセス

JR内房線「富浦駅」より約2.5km 徒歩約33分

備考

【御朱印】不明(神主は常駐していません)
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