豊受神社(とようけじんじゃ)
南房総市富浦町南無谷には『豊受神社』が二社あります。こちらで紹介するのは南無谷2102番地の豊受神社です。境内入口の石碑には「村社豊受神社」と刻まれているのでこちらが村社のようです。この神社は屋根の造りも立派で石碑も多いのですが、参考資料などがほとんど無く、富浦町史に祭神と創建年代のみが記載されていました。
【祭神】豊受比賣命(とようけひめのみこと)
【祭礼】7月第3土曜日富浦の祭礼の様子
多田良、原岡、豊岡、南無谷地区の祭礼です。
【旧社格】村社
【由緒】延喜元年(901年)二月創建
神社入口には常夜灯と鳥居があります。
常夜灯は○○○○八月。風化して文字が読めません。
鳥居の形は笠木(一番上の横の柱)が、円形、貫(笠木の下の柱)が角型、縦の柱が円柱で靖国鳥居に似ていますが、靖国鳥居は額束が無いのですが、豊受神社の鳥居には額束があります。結局この鳥居の形式は調べても分かりませんでした。
年代は鳥居の基礎石に刻まれていますが読み取れません。
家内安全の碑は明治三十二年(1899年)六月吉日の奉納。右下は井戸で現在は使われていません。
鳥居をくぐってから拝殿までは50m位です。境内は広く2段になっています。
手水石はかなり新しいようです。奉納者の名前はありますが、年代は見当たりません。(左下の画像)
千葉県神社庁長「宮間孝夫」植樹記念 平成十四年六月二十七日。
宮間氏は千葉県神社庁長を務められ現在は顧問を務められ、2018年11月11日には、神社本庁より栄えある長老の称号を授与されました。(右下の画像)
子供神輿奉納記念碑(左下の画像)と和泉澤武助之碑(右下)。和泉澤は富浦で多い姓。地域に貢献した方なのだと思われますが書籍やインターネットで調べても分かりませんでした。
狛犬は風化が激しく年代は不明です。
豊受神社の屋根は個性的な形です。この形の屋根は房総では初めて見ました。
注連縄(しめなわ)と鳳凰の彫刻
拝殿に向かって左側の社。赤い鳥居があります。
征精記念碑。明治二十八年(1895年)三月の文字が読み取れます。
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