八坂神社(やさかじんじゃ)
鴨川市広場の『八坂神社』は菜な畑ロードの隣りに鎮座する神社です。
【祭神】須佐之男命(すさのおのみこと)
【祭礼】調査中
【由緒】参考文献:東条のあゆみ
神社の社伝によれば、天慶(てんぎょう)・天暦(てんりゃく)(938年~957年)の頃、久保又衛門という人物が屋敷神として自分の庭に牛頭天王(ごずてんのう)を祀り崇敬していましたが、次第に近隣の者も崇拝するようになってきたので近隣の者と相談して京都の八坂神社より御分霊を勧請し、社殿をつくり氏神として祭祀しました。
治承四年(1180年)九月には火災により社殿が焼失しましたが、後に再建されその後もたびたび修復され現在に至ります。
鳥居
鳥居はコンクリートの明神系。年代は彫られていません。
石灯篭
鳥居の後ろの石灯篭。年代は風化が激しく読み辛いですが、文政六年(1823年)のようです。
狛犬
こちらもかなり風化していますが、文久二年(1862年)建立とあります。
手水石
奉納者などの人名が彫られていますが、苔が多く年代は読み取れません。
この建物は古い神輿倉でしょうか。
神輿倉の両脇には小さな石祠がありますが、文字はありません。
拝殿
拝殿の向拝には、三代目波の伊八こと「武志伊八郎信秘」の彫刻があります。
この彫刻は嘉永2年(1848年)33歳の時の作品です。
本殿
拝殿の左後ろにも手水石と鳥居の跡がありますが年代は不明です。
周囲は田園風景。鳥居にの上の黄色い部分は菜な畑ロード。毎年1月から3月になると1万坪の畑に菜の花が植えられます。